為替経済Weekly
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フィードバック
先日職場で360度人事評価(同僚や部下からのフィードバックを含めた多面的な人事評価)の運用方法について議論していた際に、あるインドネシア人の同僚から「インドネ.....
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ルピア金利見通し
ドルの利上げ局面がもう少し続きそうになってきている中、ルピアの金利は今後どう推移していくだろうか。先月、インドネシア中銀は月例の政策決定会合でルピアの政策金利.....
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「共に創る脱炭素社会」
世界的に気候変動問題に対する関心が高まる中、あらゆる産業活動において脱炭素化は避けて通れない課題となっている。各国において、カーボンプライシング(炭素課税)、.....
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ドルの利上げは続くか
先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の定例会合で、ドルの政策金利の据え置きが決まった。実に15カ月間に渡って連続10回という、歴史的にも前例がない利上げラッ.....
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金融リテラシー
職場での雑談は時に大事な気づきにつながることがある。先日、同僚と雑談していたら、長年使っているドライバーがオンラインのローンで高金利を課されて返済が難しくなり.....
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債務上限問題
米国の債務上限問題にようやく決着の目処が立った。一時は、世界で最も安全な金融資産と言われる米国債がデフォルト(債務不履行)する可能性も取り沙汰されたが、債務上.....
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輸入手続き規制の続報
本欄で取り上げた通り、今年の初め、鉄鋼や樹脂などの複数の製品分野で全ての輸入許可手続きが止まった。これは、政府が国策として進める国産化促進政策の一環として、ま.....
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消費関連指標
今年のレバラン(断食月明け大祭)は祝日の追加もあって久々の大型連休となったが、人々の消費活動も活発だったようだ。個人消費の推移を示す基礎的な指標である小売売上.....
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明暗分かれるアジア通貨
アジア通貨の為替の動きに明暗が出てきている。年初来の対ドルでの騰落率で見ると、5%超上昇しているインドネシアルピアから、5%超の下落を見せている韓国ウォンまで.....
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非ドル化は進むか
国をまたぐ資金決済に使う通貨といえば米ドルと相場が決まっているが、最近、このドル依存を見直す動きが拡がってきている。もちろん国際決済通貨としてのドルの立場が大.....
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人材育成が生産性左右
インドネシア経済は、資源輸出に加え、新型コロナウイルスによる行動制限の解除により、民間消費も順調に回復し、好調に推移している。コロナで抑えられていた消費と投資.....
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低成長化する世界経済
国際通貨基金(IMF)は四半期に一回、世界経済の見通しを更新している。同じタイミングで主要地域・国別の経済成長率予測も併せて更新される。その最新版が先週11日.....
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OPECプラスの減産
先月のシリコンバレー・バンク破綻やクレディ・スイスの信用不安など一連の金融不安を受け、欧米市場を中心に一気に景気後退懸念が高まった。この流れのなかで資源価格も.....
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シェアリングエコノミー
昨年来、好調な輸出により貿易黒字を享受しているインドネシア経済だが、輸出のパフォーマンスは業種によってかなり濃淡が出てきている。好調な資源関連に対し、逆風に揉.....
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経済回復と税還付問題
先日、地元メディア(18日付のコンタン紙)の記事に、財務省租税総局(DGT)の情報として、今年1月から2月の税還付額が3割近く減少しており、「景況が回復してい.....
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金融危機とネットワーク
先週触れた米シリコンバレー・バンク(SVB)の破綻に端を発し、欧米を中心に金融システムの安定性に対する懸念が一気に高まっている。米国ではSVBを含む地銀3行が.....
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終わり見えぬ米国のインフレ
この1週間の市場の動きは本当に目まぐるしかった。まず7日、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が米議会証言で、インフレ圧力が従来想定を上回っていることを理.....
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人口増と高齢化
中国の人口が昨年末時点で減少に転じたと報じられた。すでに数年前から減少し始めていたとの推計もあったが、今回は中国国家統計局からのオフィシャルな発表に基づく。国.....
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人材育成への取り組み
日系企業はインドネシアで長年にわたり、人材育成の面で大きな貢献をしてきた。例えば、インフラ建設などにあたっては、日本から労働者を連れてくることはせず、地元の方.....
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抑制されたインフレ
先週、インドネシア中銀は今月の政策決定会合で政策金利の据え置きを決定した。先月来、中銀総裁自ら、インフレ率がターゲットの範囲内に抑制できていることを理由に利上.....
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中所得国の罠
先週、インドネシア金融庁(OJK)の年次総会で、ジョコウィ大統領のスピーチを聞く機会があった。いつもながら、低音の効いた落ち着いた声、気の利いた冗談、なるほど.....
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ファイト・ザ・フェド
先週、米連邦準備理事会(FRB)が0・25%の利上げを決めた。引き上げ幅はついに最小単位に縮小した格好だ。昨年3月に始まった利上げは、4回連続0・75%の大幅.....
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懸念強まる輸入手続き規制
2023年の新たな年を迎え、今年こそとコロナ禍からの回復に各社が走り出す中、残念ながら1月1日以降、鉄鋼や樹脂などの複数の製品分野で輸入許可手続きが止まってい.....
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リーダーシップ・スタイル
年末年始を挟んで、幾つかのメディアやリサーチ機関が発表した2023年の政治・経済見通しに目を通した。やはり今年はロシアと中国に関連する話題が目立ったが、特に両.....
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資源エネルギーの供給確保
2022年は世界の地政学的秩序が大きく揺らぎ、経済社会活動に多くの困難を与えた年となった。ロシアによるウクライナ侵攻から10カ月余りが経過した今もなお、収束に.....
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資源高の恩恵は続くか
早いもので今年も残すところあと半月余りとなった。どうやら2022年のインドネシア経済は大きな波乱もなく終えることができそうだ。グローバル経済が歴史的インフレ高.....
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為替市場のトレンド変化
為替市場の潮目が変わってきた。先週1週間で一気に円高が進み、先週金曜日時点でドル円相場は133円台をつけた。11月2週目頃からそれまでの円安トレンド修正の動き.....
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脱炭素化へ日系企業の底力
「20カ国・地域首脳会議(G20サミット)」を控えた今月11日、バリ島ではビジネスサミット(B20)などビジネス関係者による一連のイベントが開催され、筆者もバ.....
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中銀の現状認識
先週、インドネシア中銀が政策金利の引き上げを発表した。引き上げ幅は0・5%で、前回、前々回に続いて3カ月連続で同じ引き上げ幅となった。これで政策金利は5・25.....
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逆風下のスタートアップ
大手テック系企業のリストラのニュースが多く見られるようになってきた。イーロン・マスク氏が買収したツイッターは全従業員の半分にあたる3700人を解雇(レイオフ).....