為替経済Weekly
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ソブリン格付け
2月はインドネシア株がかなり売られた月となった。上場銘柄の加重平均で構成されるジャカルタ総合指数は、2月単月で12%下落。東南アジア他国の株式市場もトランプ関.....
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米経済変調の兆し
これまで堅調さを維持してきた米国経済に変調の兆しが現れてきた。米国の経済統計はそのカバーする範囲や詳細さにおいて群を抜いており、その分経済全体がどんな状態にあ.....
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ダナンタラ
先週24日、インドネシア版ソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)、ダナンタラ・インドネシアの設立式典が行われた。式典自体はほぼ大統領のスピーチのみであったが、.....
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在インドネシア日系企業の経営環境
JETROは、38年にわたり、海外進出された日系企業の皆様の経営状況、業況や直面している課題などの調査を行っている。この度、2024年8月~9月に実施した「2.....
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歳出削減
プラボウォ政権で予算捻出のための大幅歳出カットの議論が佳境を迎えている。無料給食制度をはじめ、食糧・エネルギー自給、国防予算増強などへの予算配分のため、総額3.....
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トランプ政権下のドル金利
トランプの大統領就任から3週間、予想通りにというべきか、ほぼ日替わりで想定外の発言が連日ニュースを賑わせている。ただ米国経済への影響、特に懸案のインフレ再燃リ.....
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輸出の伸びしろ
プラボウォ政権が発足して3カ月余り、活発な外交活動や無料給食制度の素早い実施など、予想以上に早く独自色を出してきているとの印象を持つ人も少なくないだろう。新政.....
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薄氷踏む利下げ
先週水曜日、インドネシア中銀が大方の予想に反して政策金利の引き下げを決めた。ブルームバーグの集計による事前予想では、38人のアナリスト全員が金利据え置きを予想.....
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つながりは、未来への翼
近年、気候変動や生物多様性の損失をはじめとする地球環境問題の深刻化や、日本国内における少子高齢化に伴う人口減少など、私たちを取り巻く社会課題は多岐に渡っている.....
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令和のシン・資源ビジネス
「都市鉱山」や「都市油田」という言葉がある。都市部で廃棄された使用済み家電や携帯電話、パソコンなどに含まれる金属資源を鉱山に見立てたものが「都市鉱山」、廃プラ.....
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日系企業が見たプラボウォ新大統領
プラボウォ大統領が就任して47日目となる2024年12月6日、ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)は正木靖・駐インドネシア日本国大使、財団法人日本インドネシア.....
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ルピア為替の安定
先月20日、インドネシア中銀がルピア政策金利の据え置きを決めた。これで2ヶ月連続の据え置きとなる。概ね主要金融機関のアナリストの予想通りでもあり驚きはなかった.....
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未来を創る人材
2024年は現地法人設立50周年を迎える日系企業を目にする機会が多い。1967年に外国投資法が制定され、1970年代から日系企業の進出が顕著になった為であるが.....
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リップスティック効果
今月中旬にインドネシア中銀が発表した10月の消費者信頼感指数は前月に引き続き低下、約2年振りの低水準となった。同指数は消費センチメントの推移を表す指標で、全国.....
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トランプ・トレード
先週、注目の米大統領選挙でトランプ氏の勝利が確定した。勝敗がかなり拮抗するのではとの大方の予想に反して早期の決着となったほか、共和党が上院での過半数を奪還、下.....
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BRICS
インドネシア政府は先月、有力新興国で構成されるBRICSへの加盟意向を表明した。ジョコウィ政権下では、BRICS加盟を時期尚早として見送り、一方でOECDへの.....
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訪日尼人数50万人へ!
訪日外客数の伸びが好調だ。2024年9月までの累計が約2690万人と、前年の年間累計2500万人を既に上回っている。 10月に発表された大手旅行雑誌コンデ.....
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ノー・ランディング・シナリオ
ドルの政策金利が引き下げモードに入ってから約1ヶ月、米国では大方の予想を上回って雇用の底堅さを示す統計が出てきている。今月初に発表された直近の雇用統計では、失.....
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ギグ・エコノミー
インドネシアでもGrabやGojek等の浸透によりすっかり定着した感のあるギグ・エコノミー(ネット上のプラットフォームを経由して単発的か短期の仕事を仲介するビ.....
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大臣ポストの数
プラボウォ新政権の発足がいよいよ今月20日に迫ってきた。同じタイミングで新政権の閣僚メンバーも明らかになる予定だが、今回話題になっているのは、法律改正により、.....
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ルピア金利はどこまで下がるか
先月18日、インドネシア中銀が政策金利の引き下げを決定した。利下げ幅は最小単位の0・25%。これで政策金利は6・0%となった。事前のアナリスト予想では、ルピア.....
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セキュリティ市場の課題と展望
インドネシアのセキュリティ市場は、足元も成長を続けている。現在、インドネシア国内には、約5000社の正規登録された警備会社と、総計81万人の警備員が従事してい.....
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縮む中間層
先月、中央統計局(BPS)が公表した、中間層人口が減少しているとの統計が話題を呼んでいる。ローカルメディアはもとより英語・日本語メディアでも報じられているので.....
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強いルピア
8月に入ってからの急速なルピア高は多くの人の予想を上回るものだったと言えよう。7月下旬に1万6300台で推移していた対ドルのルピア・レートは、8月下旬にかけて.....
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日本文化と祭りへの期待
ジャワ島を中心に所得や消費の堅調な発展が続いているインドネシアでは、コンテンツ産業の市場規模は、経団連の委託調査によると日本に較べて未だ10分の1程度ではある.....
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円金利の到達点
先週31日、日銀が政策金利の引き上げを決めた。3月のマイナス金利解除で政策金利は0〜0・1%の水準となっていたが、今回の決定で0・25%まで引き上げられた。引.....
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環境配慮型建設へ
東南アジアの広大な群島国家インドネシアは世界第4位の人口を誇り、近年、建設分野でも目覚ましい成長を遂げている。堅調なマクロ経済、戦略的インフラ開発、ヌサンタラ.....
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国家歳入庁
プラボウォ次期政権の財政運営については、6月にマーケットを動かすようなニュースが出て以降はやや鳴りを潜めているが、その後も次期政権の周辺メンバーから積極財政を.....
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コメの自給自足
今年、インドネシアのコメの輸入量が500万㌧超と過去最高を記録する見通しであることが当地メディアで話題になっている。インドネシアは生産量でも消費量でも世界第4.....
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金利差と為替レート
ドル金利の高止まりが思ったより長く続き、これがいつ頃から下がりはじめるかはまだ見えていない状況が続いている。これまで同様、ドル金利の低下がいつどういったペース.....