スナン・スナン
別刷り紙面の「スナン・スナン」をまとめました。
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介護現場を支えるインドネシア人労働者 当局間に認識ギャップも 台湾
少子高齢化が進む中、介護業界の人手不足が深刻化する日本。その救世主となり得るのがインドネシアの介護人材と言われるが、お隣の台湾では介護現場の77%をインドネシ.....
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流れついた海洋ごみ マングローブ林を覆う ブカシ県沿岸部の村
ジャカルタ生活をしていて、海岸に流れ着くごみの多さを目の当たりにすることは少ない。だが、企業が実施したマングローブ植樹の取材で、ブカシ県沿岸部の村を訪れる機会.....
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チアンジュール地震から1年 震源地のガソル村 復興から取り残された住民も
600人を超える犠牲者を出した昨年11月21日のチアンジュール地震から1年。被災地を歩くと、国道沿いでは家屋や商業施設の修復が進み、経済活動も再開して被災前の.....
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若手職人を国際市場の舞台へ 国内最大級の手工芸品展 イナクラフト
中央ジャカルタのジャカルタ・コンベンションセンター(JCC)で昨年3月、コロナ禍を経て2年ぶりに再開した国内最大級の手工芸品展「イナクラフト」。今年は3月と1.....
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華やかさと民族意識の一体化 国軍創立記念式典 「国民の負託」に鳥肌
平時における軍と国民が保つ絶妙な距離感とでも言うのだろうか。10月5日は建軍78周年を祝う国軍の記念日。絞めるところは絞め、抜ける力は抜き、国民と1つになって.....
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巨匠が生きた世界へ没入 体験型展覧会 ポスト印象派「ファン・ゴッホ」
オランダ出身の巨匠で芸術家、フィンセント・ファン・ゴッホの没入体験型展覧会「ゴッホ・アライブ」が3カ月の会期を走りきり閉幕した。会場は西ジャカルタのモール「タ.....
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テントの路上結婚式、来場者2000人 スンダの伝統にこだわり 義妹夫婦
「結婚式」。それは国を問わず、社会の風習や宗教、そして時代を反映する人生の大イベントだ。実は妻の妹、ヌルハリマ・サディアさん(30)が今月17日、大学時代に知.....
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現代に息づく外交基軸 スカルノ資料・博物館 展示写真が物語る歴史
民族主義を国民の魂に訴え、長い植民地時代に終止符を打って独立を勝ち取ったスカルノ初代大統領。「建国の父」といわれるその生涯を記録する博物館が7月、西ジャカルタ.....
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兵站の限界は作戦の限界 スーパー・ガルーダ・シールド 陸自部隊の教訓に学ぶ
「現場部隊にとって多国間の演習で得るものは多い。しかもここはいろいろな意味で良い場所だ」。陸上自衛隊の西田喜一1等陸佐(大佐に相当)は感嘆の声を上げた。 .....
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植林地見学とつかの間の1人時間 プカンバルのタージ・マハルへ リアウ州
8月上旬、海外研修でインドネシアを訪れた筑波大学と筑波大学附属坂戸高校の生徒ら。持続可能な経営の実現に本腰を入れた、製紙大手アジア・パルプ・アンド・ペーパー(.....
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「誰のための首都移転か」 独立記念日 無邪気な大衆は「運動会」
「ちょっと待ってくれと言いたい。そもそも誰のための首都移転なのか。国民は望んでいるのか」。78回目の独立記念日を迎えた17日、西ジャカルタから来た配管修理工の.....
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「神々が住む島」の魔力 グヌン・カウィ石窟遺跡 バリ州・ウブド
新型コロナ禍の影響もあってバリ島を訪れたのは4年ぶり。デンパサールのンググライ空港に到着したのは午前10時過ぎだったが、真っ先に向かったのは到着ロビー出口のコ.....
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際立ち始めた外国企業の影 新首都建設の現場 東カリマンタン州・ヌサンタラ
「バスに乗り遅れるな」――。そんな不安を煽って政府は日本に投資を促し、首都移転プロジェクトへのさらなる参入を求める。しかし、新首都「ヌサンタラ(群島=IKN).....
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夢のような海の世界でウミガメを ギリ・トラワンガン 移動手段は自転車と馬車
パカラッ、パカラッ——と足音を鳴らし、私をホテルまで運ぶ。潮風の冷たさを肌で感じながら、エメラルドグリーンの海が目の前を通り過ぎる。自動車もバイクも存在しない.....
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「ワンチーム・ワンゴールで」 両陛下をお出迎え ホテル・インドネシア・ケンピンスキー
日本の戦後賠償でスカルノ初代大統領の時代に建設された「ホテル・インドネシア(HI)」。第4回アジア大会に合わせて1962年8月5日に開業した五つ星ホテルで、世.....
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刺激求めふらっとスマトラ 思いがけぬ出会いも ランプン州
ジャワ海とインド洋がつながるスンダ海峡。これを横切るフェリーから、スマトラ島に沈む夕陽を見たい。そんな風景を写真に収めようと、ジャカルタから西を目指してハンド.....
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インドネシアが誇る場所へ モナス 独立の象徴
インドネシアの近代史を象徴する建造物であり、同時に現代的なジャカルタのランドマークでもあるモナス(独立記念塔)。1975年に完成したこの塔は、国家独立のシンボ.....
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彷徨い込む歴史の謎 クスプハン王宮 西ジャワ州チルボン
小エビを発酵させて作る調味料「トラシ」の名産地として知られる西ジャワ州チルボンを訪れた。豊かな文化的・歴史的財産を有するチルボンで中核的存在となるのはクスプハ.....
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空の青が照らす美しき海 アチェ州ウェ島サバン 目指すは最西端の地
「サバンからメラウケまで――」。旅好きの人ならば聞き馴染みがあるだろうこの言葉は、インドネシアの広大な国土を指す時によく用いられる。サバンは最西端アチェ州ウェ.....
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大きな悲しみを抱きしめ前へ バンダアチェ 凛とした美しい町
なぜ、こうもアチェへ惹かれるのだろうか。「日本人ならば、津波博物館へ訪れなければ」と、ずっと胸に引っかかっていた。2004年のスマトラ島沖地震で、国内ではアチ.....
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模索する伝統と繁栄の両立 コロナ禍で暮らしに変化も バンテン州のバドゥイ人
秘境とも言うべき山間の部落に暮らし、伝統を重んじるバドゥイの人たち。現代文明を拒み、学校教育をも禁じる彼らだが、その暮らしぶりもコロナ禍に変質を迫られている。.....
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赤と黒の糸が紡ぐ生と死 マチャン美術館 塩田千春展「魂がふるえる」
西ジャカルタ・クボンジュルックのヌサンタラ近現代美術館(MACAN=マチャン)で開催中の塩田千春展「魂がふるえる」が明日で閉幕する。5カ月間に渡ったこの大規模.....
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邦人の足跡を訪ねて 独立戦争の発火点 スラバヤ
国内第2の人口都市となる東ジャワ州の州都、スラバヤ。コロナ禍の影響もあり、訪れる機会がなかったが、ようやく実現した。初訪問の感想を一言で言えば、街の規模感とい.....
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米国へ瞬間トリップ! ブロードウェイ・アラム・ストラ 南タンゲランのフォトスポット
ジャカルタから車で1時間足らずで、アメリカ・ニューヨークの劇場地区〝ブロードウェイ〟に行った。正しくはブロードウェイの街並みを再現したバンテン州南タンゲラン市.....
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発想転換で異文化体験 漆黒の闇で天の川を仰ぐ バリ・ニュピ
「静寂の日」とはバリ島のヒンドゥー教徒がサカ暦の新年を迎える「ニュピ」のこと。島民たちが瞑想にふける1年で最も大切な1日となる。外出や灯火を使うことが禁じられ.....
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遂にカーバ神殿をこの目に メッカ ウムラでイスラムの美を
サウジアラビアにある聖地「メッカ」へのハッジ(大巡礼)。これはイスラム教徒が実行すべき5つの義務の1つだ。しかし、世界最大のムスリム人口を抱えるインドネシアで.....
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支援途絶、「神に祈る」 復興はまだら模様 チアンジュール地震から3カ月
昨年11月に起きたチアンジュール地震から3カ月が過ぎた。復興状況を取材しようと現地入りすると、無人の仮設テントが目立ち、商店が営業を再開するなど明るい空気もあ.....
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常夏で育つ果物たち 西ジャワ州ボゴール県 ムカルサリ果樹園
故スハルト元大統領のティン夫人が設立した西ジャワ州ボゴール県にある果樹園「ムカルサリ」は、ジャカルタ中心部から1時間ほどの距離にある。264ヘクタール(東京ド.....
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スカルノ氏が消えた8月16日 レンガスデンクロック事件 カラワン
1945年8月16日。スカルノ初代大統領はこの日、ジャカルタにある前田精海軍少将の公邸で、独立宣言文を起草した。この歴史的を決断したのは、日系企業の集積地でも.....
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古き良き観光地が圧巻 西ヌサトゥンガラ州ロンボク島 海も山も魅力たっぷり
政府が観光開発に力を入れる西ヌサトゥンガラ州ロンボク島のマンダリカ。2018年のロンボク島地震や新型コロナ。おまけに新たに完成した国際空港はマンダリカから車で.....