デジタル羅針盤
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理の言葉と情の言葉
以前に本欄でAIが優等生的な手堅い文章を出力できるようになっていくなら、今後、人が書くべき文章は、詩のような感情を全面に押し出したものになっていくのではないか.....
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ネトフリが変えるアニメ
インドネシアにお住まいの邦人の方のかなりの割合がネットフリックスなどの動画配信サービスを利用していることと思う。筆者の家でもコロナ禍のステイホーム生活を機に契.....
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注目のライドシェア
今年のはじめ、約2年ぶりに日本に一時帰国したときに高齢者が多い地域のスーパーでも無人レジが導入されたり、「人手不足により提供が遅くなる」旨を張り紙したレストラ.....
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AIイラストと協業
国内を代表する食品会社インドフードが、その代表的商品であるインスタントラーメン・インドミーの広告にAIが作成したイラストを使用し、一部のイラストレーターらから.....
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SNSありきのアニメ
少し前の話になるが人気ロボットアニメ「機動戦士ガンダム」の最新作「水星の魔女」が放映を終了した。 アニメに興味のない人でも名前くらいは聞いたことがあるだろ.....
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「人」が書くべき文章とは
インドネシア人の日本語学習者に作文やスピーチの指導をすることがあるが、大抵の場合まずは「5W1H」をはっきりさせることや、最初の段階で何について話す(書く)の.....
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国内で売られない国産ゲーム?
日本国内でも国際的にも人気の高いゲームにアトラス社の「ペルソナ」シリーズがある。 ドラゴンクエストから続く伝統的なスタイルのロールプレーイングゲーム(海外.....
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不快広告をどうするか
インターネット上に掲載されている広告の中でも、最も評判が悪いのは成人向けサービスに誘導する性的な広告で間違いないだろう。 インターネットの広告には過去の閲.....
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ゴジェック追うイーロン・マスク
人気SNSのツイッターが突如として名称を「X(エックス)」に変更し、青い鳥のロゴマークも廃止された。 ツイッターは昨年、電気自動車メーカー、テスラの最高経.....
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怒りが怒りを呼ぶSNS
SNS、特にツイッターのような匿名のサービスではいつも誰かが誰かを激しい言葉で批判していたり、何かに怒っていたりするという印象を持っている人は多いだろう。 .....
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しつこいディーラーとネット直販
妻が子どもを幼稚園に送迎する車が必要になり、先日何軒かディーラーを回った。実車を見て、テストドライブして、値引き条件を聞いたりして「ではちょっと考えてみます」.....
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ロボットはやはり猫型で
南ジャカルタのビンタロに「猫握寿司」という看板を掲げたローカルの日本料理店がある。筆者は前を通っただけで入店したことはないが、仮に看板通り猫が寿司を握っている.....
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言葉の接地と知性
2歳になるかならないかの頃、初めてオレンジジュースを飲んだ娘は、不思議そうな顔で少し考えてから一言「みかん!」と叫んだ。果物のみかんとオレンジジュースは形が全.....
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人の仕事は人に会うこと
先日閉幕したG7広島サミットはウクライナのゼレンスキー大統領が来日して参加したことが大きな話題となった。 サミットには常に政治的なセレモニーやショーに過ぎ.....
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自動レジの操作性
少し前に日本に一時帰国して気が付いたことは、セルフレジが急速に普及し始めたということだ。一部の先進的な店だけでなく、どこにでもあるようなスーパーやコンビニでも.....
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決定コストの押し付け先
日本語学校の経営という仕事をしていて大変だと思うことの一つに「決定」がある。何も事業の行く末を左右するような重大なものにかぎらず、日常の些細なことでも数が増え.....
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AIがグーグルを殺す?
私たちの生活は知らず知らずグーグル頼りになっている。 例えばこの新年度、インドネシアに赴任したばかりの人が初めての場所へ行くとしたらグーグルマップのナビ機.....
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少子化対策にSNS規制?
日本とインドネシアの違いを聞かれて筆者が思い当たるものの一つは人口構成だ。どこに行っても高齢者が目立つ日本と若者や子供の目立つインドネシア。若さはインドネシア.....
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メタバースの行末は?
一時期高まったメタバースへの期待が急速にしぼんでいる。 メタバースとはインターネット上の仮想空間のことで、利用者はアバターを介して他の利用者とコミュニケー.....
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新聞とマンガの読み方
新聞の読み方が分からない、という若い人が少なからずいるという。これは新聞の情報をうまく活用する方法が分からないということではなく、文字通りどこからどうやって読.....
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迷惑行為と私刑
SNSで自ら迷惑行為を投稿し、トラブルとなるケースは以前から頻発しているが、最近も回転寿司チェーン店でしょうゆの注ぎ口や未使用の湯呑をなめたり、寿司に唾液を付.....
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井の中の蛙の幸せ
「井の中の蛙大海を知らず」ということわざがある。確かに広い世界を知らずに自惚れるのは褒められたことではないかもしれないが、筆者は最近それはそれで幸福で良かった.....
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予想外の進歩に期待
技術の進歩は時に思いもよらない影響を社会に与える。例えば心霊写真やUFOだ。これらは1990年代ごろまでは多くの人の関心を集め、識者やその道の専門家が持論を戦.....
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人の共感性の向かう先
最近遊んだゲームでは敵と戦いながら仲間との絆を深めることが攻略の重要な要素だった。絆が深まると異性のキャラクターとは恋人になれるのだが、複数の異性と交際しても.....
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W杯のもう1人の勝者
敗れはしたものの日本代表も大いに活躍し、盛り上がっているサッカーのW杯。一部サッカーファンの間で「ウマ娘のおかげでW杯が見られた」とささやかれている。 日.....
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インフルエンサー不在の重荷
インドネシアのEコマースを扱った少し前の記事で、「現地の日本人インフルエンサーの少なさは『中長期的に見ると日本企業にネガティブ』」という識者のコメントが掲載さ.....
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匿名ネット文化の日本
世界的富豪のイーロン・マスク氏がツイッターを買収したニュースの記事をいくつか読んでいた時に初めて知ったのだが、大多数のユーザーがツイッターを匿名で利用している.....
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リモコンのデザインとテレビの命運
最近、リビングのテレビをシャオミ製のスマートテレビに買い替えた。そのリモコンは驚くほどシンプルでネットフリックスとアマゾンプライムとホーム画面に戻るボタンが中.....
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AI怪談はいかが?
「単語を入力するとAIが自動で絵を描いてくれるサービスあるだろ? アレに『入力しちゃいけない言葉』があるって知ってた? ブロックされるとかじゃなくて……、その.....
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我々は嘘を見抜けるのか
先月、グーグルやヤフーの出資で日本ファクトチェックセンター(JFC)という機関が設立された。その名の通り誤情報の流布防止などを目的とした機関だが、編集長ら中心.....