モナスにそよぐ風
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【モナスにそよぐ風(68)】 ブルータス、お前もか
これでは「王朝」作りの10年だった、ということになりはしないだろうか。ちょっと幻滅している。 先月、憲法裁判所が正副大統領候補の資格を40歳以上もしくは地.....
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【モナスにそよぐ風(67)】 賠償交渉、国交樹立前夜の日イ
日本インドネシア協会が日イ国交樹立65周年の記念事業としてPDF化した、現存する協会誌『月刊インドネシア』のバックナンバー・アーカイブ(会員向け)を覗いてみた.....
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【モナスにそよぐ風】(66)AISフォーラムに注目!
インドネシアが主導する群島・島嶼国(AIS)フォーラム(51カ国参加)が10月11日、初めての首脳級会合をバリ島で開いた。 会合には日本を含め32カ国の代.....
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【モナスにそよぐ風(65)】 音楽が雌雄を決す? 大統領選
インドネシア音楽はブンガワンソロ、ガムラン、アンクルン、インドネシア・ラヤ、ハロハロバンドン……ときて後が続かない私の知識が一変しそうな本に出合った。近刊『ポ.....
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【モナスにそよぐ風(64)】 BRICSよりOECD
8月に南アフリカで開かれたブラジル、ロシア、インド、中国、南アの新興5カ国(BRICS)首脳会議が、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、イラン、エジプ.....
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【モナスにそよぐ風(63)】 画竜点睛を欠いた米国不在
東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議にバイデン米大統領が欠席したのは画竜点睛を欠く見本のようで、残念だった。 ジョコウィ大統領は自らが主宰する事実.....
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【モナスにそよぐ風(62)】 遷都に見る成功と失敗
ジャカルタでは最後という独立記念式典が終わり、新首都ヌサンタラ(群島、IKN)が現実味をまた少し増した感じだ。 政府の計画を疑うわけではないが、何事も慎重.....
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【モナスにそよぐ風(61)】 気骨の外交官の回想録
元インドネシア・フランス日本大使の飯村豊氏の新著『外務省は「伏魔殿」か』(芙蓉書房出版)を一気に読んだ。40年に及ぶ山あり谷ありの外交官人生が率直かつビビッド.....
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【モナスにそよぐ風(60)】 バティック外交
インドネシアの世界無形文化遺産バティック(ろうけつ染め)は最近ニュースで出番も増え、日本人にも随分と身近な存在になってきたのではないだろうか。 天皇陛下が.....
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【モナスにそよぐ風(59)】 バンドンAA会議の今昔
前回取り上げたアル・ジャバル・モスク(AJM)がバンドンの新名所なら、旧名所はアジア・アフリカ(AA)博物館をおいてあるまい。 1955年4月、バンドン会.....
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【モナスにそよぐ風(58)】 バンドンに新名所誕生!
強い日差しの下を歩き、アル・ジャバル・モスク(AJM)の雄姿が見えた瞬間、バンドン新名所になること間違いなしとワクワクした。 広大な貯水池に囲まれたモスク.....
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【モナスにそよぐ風(57)】 たかがサッカー、されど…
アルゼンチンで開催中の国際サッカー連盟(FIFA)U―20W杯が大詰めだ。9日の準決勝のイスラエルとウルグアイ、イタリアと韓国の勝者が優勝を賭け、12日の決勝.....
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【モナスにそよぐ風(56)】 レンガスデンクロック探訪
中央ジャカルタ・メンテンの独立宣言記念公園が閉園中のため、リベンジ?に初代正副大統領のスカルノとハッタが宣言前夜に拉致されたレンガスデンクロックを訪れた。 .....
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【モナスにそよぐ風(55)】 メンテン今昔
モナスが立つ独立広場の南方、インドネシア現代史の数々の舞台となってきたメンテン地区をゆっくり散策するのが夢だった。 一番訪れたかったのは故スハルト元大統領.....
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【モナスにそよぐ風(54)】 インドネシアの土になる
海外に在って母国日本を忘れず、しかし第2の祖国にしっかり根を下ろし活躍する女性に出会うと、何時も心を動かされる。 前回(4月14日付)取り上げた元残留日本.....
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【モナスにそよぐ風(53)】 陛下訪イを聞いての夜に
天皇陛下のインドネシアご訪問の報をジャカルタで知った6日、たまたま同夜、元残留日本兵の子孫たちの組織「福祉友の会」の人々と会う約束をしていたのは、二重の朗報の.....
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【モナスにそよぐ風(52)】 国連人権理事会の「人権」
先月末からジュネーブで始まった国連人権理事会第52回会議で、ルトノ・マルスディ外相がインドネシアの同理事会への立候補を表明したとのニュースに、反対するのではな.....
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【モナスにそよぐ風(51)】 宗教とパンデミック考
旧知の跡見学園女子大学教授の小川忠さんから新著『逆襲する宗教』が届いた。サブタイトルに「パンデミックと原理主義」とあり、宗教と新型コロナウイルス感染症の相互関.....
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【モナスにそよぐ風(50)】 ムスリムと女子教育
アフガニスタンも大学入試の季節なのだろうか。タリバン政権の高等教育省が私立大学に「女子に入試を受けさせないよう」命じたとのベタ記事を1月30日付産経新聞で見つ.....
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【モナスにそよぐ風(49)】 海上グレーゾーン事態
今月初めにシンガポールのストレーツ・タイムズ(ST)紙が、インドネシア領ナトゥナ諸島近海に昨年末、侵入した中国の海警船の監視にインドネシアが軍艦を派遣したこと.....
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【モナスにそよぐ風(48)】 今年を三角協力元年に
新年最初のコラムは48回目。コロナ禍のためこの間ずっとモナスを日本から遠望するしかなかったが、今年こそモナスにそよぐ風に直に触れたい。 そしてもう1つの願.....
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【モナスにそよぐ風(47)】 森の再生はECOのカギ
日本最大級の環境展示会といわれる「エコプロ2022」で、インドネシアの財閥シナルマスのAPPグループが持続可能な開発目標(SDGs)達成への取り組みを紹介して.....
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【モナスにそよぐ風(46)】 クバヤ、無形文化遺産へGO
日本の民俗芸能「風流踊」の登録や、インドネシアの女性の伝統衣装「クバヤ」を東南アジア4カ国と共同申請する話題など、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺.....
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【モナスにそよぐ風(45)】 問われる日ASEAN協力
カンボジアでは東南アジア諸国連合(ASEAN)、インドネシアでは20カ国・地域(G20)、そしてタイではアジア太平洋経済協力(APEC)と、東南アジアを舞台に.....
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【モナスにそよぐ風(44)】 COP27からG20へ
シナイ半島のリゾート地、シャルムエルシェイクで気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)が18日までの予定で開催中だ。世界の分断・対立状況を反映し、首.....
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【モナスにそよぐ風(43)】 現代のカルティニ、G20で健闘
ウクライナ戦争で分断・対立状況に見舞われた20カ国・地域首脳会議(G20 サミット)も、開催まであと半月余り。 この間、印象的だったのは初議長国インドネシ.....
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【モナスにそよぐ風(42)】 日中韓交通インフラ競争
ジャカルタ〜バンドン間を結ぶ高速鉄道の試運転は11月の予定を断念し、来年6月を目指すとの新たな毛定に、一番落胆したのはジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領.....
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【モナスにそよぐ風(41)】 大統領の国連総会欠席に思う
第77回国連総会で、20日から始まった各国代表による一般討論演説にジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が欠席したのは、インドネシアの存在感向上の観点からは.....
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【モナスにそよぐ風(40)】 競い合う太平洋の経済連携
米国が主導する新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の対面による初の閣僚級会合が、2日間の日程で8日から米ロサンゼルスで行われている。 5月に.....
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【モナスにそよぐ風(39)】 プラボウォ氏3度目の挑戦
2024年のインドネシア大統領選が早くも始まった。プラボウォ・スビアント国防相が党首であるグリンドラ党から推薦され「全責任を持って受け入れる」と事実上の出馬表.....