モナスにそよぐ風
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【モナスにそよぐ風(21)】 音なしだった? ジョコウィ初外遊
11月は20カ国・地域閣僚・首脳会議(G20サミット、ローマ)、第26回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26、グラスゴー)、アジア太平洋経済協力(APE.....
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【モナスにそよぐ風(20)】 ルビコン川に佇むASEAN
10月末に開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議及び関連会合で、ASEANはルビコン川を前にしてじっと佇み、まるで動かぬ記念碑のようだった。 ル.....
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【モナスにそよぐ風(19)】 ノーベル平和賞が鳴らす警鐘
ノーベル平和賞は政治臭が強すぎて喜べない時もあるが、今年は違った。報道の自由のために身を挺して戦っている2人のジャーナリストの受賞に、心から拍手を送りたい。 .....
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【モナスにそよぐ風(18)】 相次ぐ驚きのニュースの中で
世界は目まぐるしい。9月は米大統領選でお馴染みのオクトーバー・サプライズならぬ、セプテンバー・サプライズのような驚きのニュースが相次いだ。 中でも一番のサ.....
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【モナスにそよぐ風(17)】 日本とインドネシアに生きる
日本で20日は「敬老の日」の祝日。長寿の方々(断然女性が多い)のニュースに接する機会が多かった。 ギネスが認める世界最高齢者は118歳の日本女性というのも.....
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【モナスにそよぐ風(16)】 「9・11」の20年とタリバン復権
米同時多発テロ事件から11日で20年。節目となるはずのアフガニスタンからの米軍完全撤退と米国史上最長の戦争の終結は、20年前に崩壊したイスラム原理主義勢力、タ.....
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【モナスにそよぐ風(15)】 「8月はASEANの季節」の今
米国のハリス副大統領が26日、初の東南アジア訪問を終えた。 本欄の第1回「バイデン新政権、風は東南アジアに」(1月8日付)で、《同盟重視のバイデン外交はア.....
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【モナスにそよぐ風(14)】独立記念日と生存の危機の年
8月は日本とインドネシアにとって特別な月だ。前者には広島、長崎への原爆投下、ソ連の日ソ中立条約の一方的破棄と対日参戦、終戦記念日が、そして後者には独立記念日が.....
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【モナスにそよぐ国(13)】東京五輪とインドネシア
世界でコロナ禍が猛威を振るう中、東京五輪が遂に今夜、開会式の運びだ。 「お・も・て・な・し」で招致に成功、日本中が歓喜した時、まさかこんな波乱の展開が待っ.....
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【モナスにそよぐ風(12)】近くて遠い? 太平洋島嶼国
先週2日、日本と太平洋島しょ国が首脳レベルで意見交換し、緊密な協力関係を発展させる太平洋・島サミット第9回会合(PALM9)が、コロナ禍のため初めてオンライン.....
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【モナスにそよぐ風(11)】ワクチン外交は供与も開発協力も
中ロの専売特許の感があったワクチン外交に、日本もようやく乗り出した。6月初め、台湾へ英アストラゼネカ製124万回分を送ったのに始まり、茂木敏充外相は先ごろ、東.....
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【モナスにそよぐ風(10)】イスラム大国に相応しい外交を
本紙5月31日付1面の、イスラエルによるガザ空爆に抗議するパレスチナ支援のデモ隊が、モナス広場で金曜礼拝と集会を行う光景に思わず引きつけられた。 これまで.....
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【モナスにそよぐ風(9)】潜水艦事故で露わな海洋国家の現実
潜水艦「ナンガラ402」が消息を絶ったのは、ちょうどひと月前の4月21日。乗員53人全員の尊い命を奪った沈没事故は、海洋国家インドネシアの現実を否応なしに浮き.....
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【モナスにそよぐ風(8)】猫に鈴をつける覚悟を
菅義偉首相とバイデン米大統領による初の日米首脳会談共同声明に、東南アジア諸国連合(ASEAN)の一体性と中心性、「インド太平洋に関するASEANアウトルック」.....
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【モナスにそよぐ風(7)】イスラム意識の活性化と音楽動画
国際交流基金の元東南アジア総局長で、ジャカルタ日本文化センター所長でもあった旧知の小川忠氏が、このほど『自分探しするアジアの国々』(明石書店)を出版した。イン.....
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【モナスにそよぐ風(6)】インドネシアとスイス国民投票
スイスと言えば国民投票が名高い。直接民主制ならではで、永世中立国の国是を見直し、2002年に190番目で国連加盟を決めたのも国民投票だった。19世紀から行われ.....
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【モナスにそよぐ風(5)】3・11から10年
災害や防災情報を、ジャワのコミュニティーラジオ局は伝統的な「トゥンバン(詩吟)」に乗せて発信しているという(産経新聞2月6日付)。 なんとも味な組み合わせ.....
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【モナスにそよぐ風(4)】広場の政治学
「アラブの春」から10年。地域大国エジプトを約30年強権統治したムバラク大統領が退陣に追い込まれたのは、2011年2月11日だった。 インドネシアのスハル.....
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【モナスにそよぐ風(3)】喜ぶのは誰?ミャンマー政変
今年は2020年にも増して波乱の年になりそうな雲行きだ。 1月6日にトランプ米大統領の支持者たちが議事堂に乱入占拠、世界を驚愕させたばかりなのに、2月1日.....
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【モナスにそよぐ風(2)】共に海洋・島嶼国家として
シンガポールに駐在していた時に聞いた小話から始めたい。 「お宅の汚職はヒドイですね」と言われたタイ人、「マレーシアの方がヒドイですよ」とやり返した。 .....
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【モナスにそよぐ風(1)】バイデン新政権、風は東南アジアに
ドタバタ劇にも遂にフィナーレ。世界は間もなくバイデン米新大統領を迎える。 「アメリカ イズ バック」と国際協調への復帰を宣言したバイデン氏に、欧州と東南ア.....