ジャワ島横断鉄道の旅 ぜいたくな時の流れ ジャカルタ~バニュワンギ

 どこか懐かしい汽車ポッポのイメージと、快適そのものの近代的なぜいたくの両方を一度に満喫できるインドネシアの鉄道。9月28日には国営化74周年を祝う「ハリ・クレタ・アピ。インドネシア・ナショナル(インドネシア国鉄の日)」を迎え、さらなるサービスの向上を誓いました。今回のおすすめ観光情報は「インドネシア随一の鉄子(自称)」が皆さまをジャワ島横断鉄道の旅へご招待いたします。

 朝9時30分、ジャカルタの独立記念公園「モナス」西側に位置するガンビル駅から旅はスタート。駅構内にはカフェやコンビニなどがそろっているので鉄旅ビギナーにも安心です。行先はインドネシア第2の都市スラバヤ。ジャワ島北海岸線をひた走る725キロメートル、9時間の乗車です。この路線、実は乗り換えなしの昼間走行する長距離列車としては日本最長の長距離列車(413・1キロメートル、6時間6分)をはるかにしのぐもの。

■豪華個室風、夜行も
 今回利用する列車にはインドネシア国鉄が昨年導入したラグジュエリークラスの客車があり、それが最高におすすめなのです。ほぼフラットシートとなる座席はパーテーションで区切られた豪華個室風座席。ウエルカムドリンク&スナック、軽食、毛布やアイマスクまで用意されたおもてなしもあり「列車のファーストクラス」と呼ばれています。ガタンゴトンという心地よい音と揺れに身を任せ、車窓を流れるのどかな田園風景などをぼんやりと見ながらの鉄旅は、はるかに想像を超えた快適さです。ウトウト眠るもよし、たままっていた本を読むのもよしと、自分のため使うぜいたくな時間はあっという間に過ぎていきます。
18時30分、定刻通りにスラバヤ・パサールトゥリ駅に到着したら、さらに東に向かうべく駅を移動して、次の目的地バニュワンギ行の列車に乗車、22時に出発です。
 バニュワンギはブルーファイヤーが見られるイジェンへの玄関口として近年知名度を上げている場所。スラバヤからバニュワンギへの列車は複数ありますが、次の列車で乗るのは「エグゼクティブクラス」。先ほどの客席のワンランク下ではありますが、それでも十分広い足元とリクライニングシートでジャワ島最東端へ向かう粋な「深夜鉄道」の旅です。
 定刻通り、6時間15分後の翌日未明4時15分に終着したバニュワンギ駅は、うっすらと遠くの空だけが明るくなりかけています。駅から目と鼻の先の海へ行ってみると、光を反射した水面が揺れ、遠くにはバリ島も見えます。
 「は~るばる~来たぜバニュワンギ~」。思わず歌いたくなる旅情に浸るのもつかの間。せっかくだから明るい時間の景色も見たい!という乗り鉄魂、すぐに今来た道の折り返しです。次に乗るのは「エコノミークラス」。こちらは直角シートで2名掛け、3名掛けの対面タイプ。普通列車ということもあり途中駅で次から次へと人が乗ってきて、最初はほとんど空だった車両も気が付けば満席に。それでも各座席には携帯電話などがチャージできるコンセントが付き、水や軽食の車内販売もありとインドネシア国鉄の徹底したサービス精神は健在です。
 この列車で行く次の目的地は……。皆さまの鉄道の旅は次回に続きます。(日本旅行インドネシア、水柿その子、写真・イラストも)

◇日本旅行インドネシア
PT. JABATO INTERNATIONAL
電話 021・520・2091
メール sonoko_mizugaki@ina.toray.co.id

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