為替経済Weekly
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モラル・スタンダードの更新
2月24日にロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降、程なくして欧州のメディアで〝moral duty〟、〝moral obligation〟といった言葉を目.....
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警備業界の現状と潮流
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で、当地における警備の方法も変化が見られたが、どの様に警備の方法が変化したのか、問題は何か、将来はどうか。足元.....
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ネットバンキングの技術進歩
最終稿で何を取り上げるか迷ったが、最後は本業に戻って、金融の技術進歩について書きたい。 BI—FASTという仕組みを聞かれたことはあるだろうか。これは今年.....
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2つの禁輸措置
インドネシア政府の発表により、レバラン直前の4月28日からパーム油の輸出が禁止されている。当初は、影響の大きいCPO(crude palm oil)は除外され.....
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中銀の判断軸
ドル円相場が20年ぶりに131円台へ上昇した。円はほぼ独歩安の状態で、対ルーブルでも円安傾向になっている。4月の急ピッチでの円安を受けて、日銀はこれまでの大規.....
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航空業界におけるウイズコロナ
世界がウクライナ危機で騒然となる中、依然新型コロナウイルスは私たちの周囲に存在する。今回は最も影響を受けた業界のひとつ、航空業界の実情を報告したい。 まさ.....
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現実化する物価高
インドネシアでも、徐々に消費者物価の上昇傾向が鮮明になってきた。先日発表されたインドネシアの3月の消費者物価指数は、前年同月比で2・64%、前月比で0・66%.....
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変わらないモノ
最近の情勢変化のスピードは早過ぎて、正直、ついていけない。ロシアによるウクライナ侵攻、140ドルに達した石油価格、米国での7%を超えるインフレ、インドネシアの.....
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円安とルピアの安定
円安の流れが止まらない。ドル円は、年初の115円前後のレベルから、先週はついに6年半ぶりとなる125円台をつけた。マーケットでこの125円は、「黒田シーリング.....
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経済の現況と展望
インドネシアの景気は、2020年第2四半期を底に緩やかに回復している。業種別にみると、20年には2桁のマイナス成長となった輸送機器、交通・倉庫、宿泊・飲食は、.....
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インフレ対応の成否
昨年後半から始まったインフレ懸念だが、先進国間では長らく低インフレ時代が続いただけに、最初は半信半疑の部分があった。ただ、度重なるサプライチェーンの混乱による.....
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再来したオイルショック
既に3月も半ばに差し掛かった。ロシアのウクライナ侵攻が始まってから約3週間が経過した。経済マーケットへの影響は甚大で、原油価格が一時は1バレル140ドルに近づ.....
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年金制度の拡充
会社のインドネシア人との会話の中で、年金をめぐってデモが起きていることを知った。政府としては、オムニバス法の中で、解雇(レイオフ)対策として新たな福利厚生手当.....
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また増えたインフレ要素
ウクライナ情勢が、予想を超えて進展してしまった。ロシア軍によるウクライナ首都・キエフを含む要所への軍事侵攻という最悪の事態に発展している。ロシアは平和維持目的.....
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いよいよクラウド
コロナ禍で在宅勤務が増え、海を越えたビデオ会議システムを使っていると、インドネシアの我々だけ映像が固まっている、という場面に何度も出くわす。インドネシアにおい.....
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eスポーツとオリンピック
北京冬季オリンピックが開幕した。中国はかなり早い時期から厳格に封じ込め措置を強いていたこともあり、コロナの感染状況については、大会の医療専門家委員会からは「想.....
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来たるべきインフレ
欧米先進国で進むインフレ対策として、中銀の金利引き上げスタンスが強くなっている。特に米国では、先月のFRB(連邦準備理事会)会合で、強いタカ派スタンスが鮮明に.....
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ウィズコロナ時代の食品消費
年明け早々、緊急活動制限が再びレベル2に引き上げられた。新型コロナウイルスの感染拡大は、昨年の第4四半期に入ってようやく落ち着きを見せ始めたが、ここに変異株「.....
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石炭禁輸の影響
「天然資源は国家が管理し、国内の最大利益のために利用される」。これはインドネシアの憲法第33条の一文である。 インドネシア政府により、1月末までの石炭の輸.....
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トルコ・リラからの示唆
今シーズンの米国NBAで、自分の名前を〝フリーダム〟に変更した現役選手がいる。トルコから米国に移って活躍するエネス・カンター選手で、以前まで名乗っていた登録名.....
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コロナに代わるキーワード
謹賀新年。季節感の無いインドネシアでの新年だが、年始号なので恒例の干支にまつわる話から。2022年は「壬寅(みずのえとら)」。壬(みずのえ)は、「妊に通じ、陽.....
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電子母子手帳に日本の技術
経済成長の3要素、すなわち資本、労働、生産性の中で、最も長期的な予測ができる指標は、労働すなわち人口であると言われている。人口2億7千万人のインドネシアにおい.....
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消費の回復とインフレ懸念
ジャカルタに戻って隔離期間が明け、久しぶりに街に出た。既に12月ということで、大半のモールにはクリスマスツリーが飾ってあった。これだけを見ると、当地におけるク.....
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オミクロン株とルピア
オミクロン株がどれほどの威力なのか、見極めにはまだまだ時間がかかりそうだ。ただ、こうした状況下でも、この未知の脅威に対する各国政府の対応は早かった。11月まで.....
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石油戦略備蓄の放出効果
米国では、足元のエネルギー価格高騰を懸念する声を抑えるため、石油戦略備蓄(SPR: Strategic Petroleum Reserve)から、最大5000.....
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米国のインフレ対策とルピア
欧米で、にわかにインフレ率上昇への懸念が高まっている。歴史をひも解くと、過去に高インフレに対峙した「インフレファイター」として名を馳せたのが、第二次世界大戦後.....
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好調を維持した株式市場
今年も全般的に各国で株式市場は好調に推移し、このまま2021年を終えることになりそうだ。途中でテーパリング開始のタイミング、コロナ禍再燃による厳しい行動制限、.....
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来年の金利見通し
師走が近づき、今年も残り1カ月半になった。何とも早い1年だ。今回は、2022年の金利動向見通しについて考えてみる。 9月後半からの新規感染者数の急速な収ま.....
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GAFAも悩む部品不足
妻がiPhoneを買い換えたいというので、付き合った。新宿のアップルストアに行ったが、店内人数制限のため入り口には列ができており、コロナ禍でも相変わらずだなと.....
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パティンバン港への期待
シンガポール赴任時代は、出張フライトの着陸前に、よく多数の貨物船が港の直前で停泊している光景を見た。先月中旬、米ロサンゼルス港を24時間稼働体制に移行するとい.....