【じゃらんじゃらん特集】 最高級の映画館登場 大迫力の映像・音響 IMAX 3Dシアター ガンダリア・シティー「XXI」

 最新技術を駆使し、映画の中に入ったかのような臨場感を味わえる高品質映画専門スクリーン「IMAX(アイマックス)」が5月、南ジャカルタのショッピングモール「ガンダリア・シティ」内の複合映画館チェーン「XXI」に開設された。迫力ある立体映像や音響を体験できるとして、高級志向の映画ファンの話題になっている。

■観客に迫る映像
 「ダダダダッ」「ズドーン」。ニューヨークの摩天楼を飛び交う戦闘機の銃撃音やさく裂する爆弾の爆音。アイアンマンやハルク、キャプテン・アメリカら、米国マーベル・コミックのスーパーヒーローが集結するSFアクション「アベンジャーズ」は、圧倒的な音響で観客に迫る。やや大きめの眼鏡を着用し、縦11メートル、横20メートルの巨大スクリーンから立体映像が飛び出す。
 天井の高さは12メートル。391席のうち、前部の左右3列はスクリーンに向かって斜めに設置。どの席に座っても高品質の映像と音響を楽しめるよう工夫されている。
 2台のデジタルプロジェクターを使用。水平4千、垂直2千画素の「4K解像度」、フルハイビジョンの4倍の情報量を誇る。
 週末は通常料金の2倍の10万ルピアと高額だが、高級志向の映画ファンでにぎわっている。

■映画館だけの体験
 IMAX3D・デジタルシアターを開設したのは、主要都市で50軒を超える映画館を展開する「21」。ジャカルタやタンゲラン、バンドン、スラバヤで高級映画館「XXI」も開設し、今年で創業25周年を迎える複合映画館チェーンの国内最大手だ。
 21広報担当のキャサリン・ケン氏は「ホームシアターが中間層に普及し始める中、これからは映画館でしか得られない映像・音響体験が求められている」と話す。
 これまで東ジャカルタのテーマパーク「タマン・ミニ・インドネシア・インダ」のケオン・マス・シアターがIMAXを導入したがセルロイド式。商業作品の上映も限られていた。デジタル式はガンダリアのXXIが初めてという。

◇IMAX
 カナダのアイマックス社が開発した映写技術。1970年、大阪万博で世界初公開されたが、必要なフィルムが通常作品の3倍になるなどコスト高が原因で普及しなかった。日本では2007年、常設映画館が開設されたが後に閉館。映画撮影のデジタル化や規格統一化が進み、2009年以降、東急系複合映画館チェーンの109シネマズなどで開館され、現在、日本国内各地に十数カ所ある。博物館やイベントなど特設会場で設置されることも多い。

◇ガンダリア・XXI
 Gandaria City Level 2, Jl. Sultan Iskandar Muda, Kebayoran Lama Jakarta Selatan。
 電話:021-2905-3218
 チケット:月―木:5万ルピア、金:7万5000ルピア、土日・祝日:10万ルピア
 上映スケジュールはウェブサイト(http://www.21cineplex.com/)で。













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