絶景アイランドに行こう 素朴でのんびり、ロンボク島
今回ご紹介するのはロンボク島(西ヌサトゥンガラ州)。〝第2のバリ島〟として政府の援助を得ながら、観光開発が進められてきた島の一つです。バリ島の東に位置して距離的にも近いのですが、そこはバリ島とは全く異なる世界。ロンボク島独特の素朴でのんびりとした雰囲気を味わえるのではないでしょうか。(ビーウィシュツアー、松田哲也、写真も)
■自然を満喫
ロンボク島では、バリ島と同じように海と山の両方をそれぞれ楽しむことができます。海の楽しみといえば、やはり透明度も高いギリ島諸島でのシュノーケリングやダイビングが定番コース。ロンボク島のクタビーチには波が岸まで崩れず、サーファーにはたまらないスポットもあります。
そして山では、リンジャニ山というインドネシアで3番目に高い山もあり、トレッキングも人気。登山者が利用できる温泉があるので、登山の際にゆったり「南国の湯」を楽しむことができます。
■リゾートホテルも多数
ロンボク島のスンギギ地区には、目の前にビーチが広がるバンガロー、エコノミーホテル、高級ホテルと様々なホテルが並びます。ホテルの作りも南国ムードが満載で、ご滞在をお楽しみいただけます。また、ロンボク島の南に位置するクタ地区、スンギギ地区はサンセットを楽しむ絶景スポットがあり、波の音を聞きながら夕日を眺める優雅な時間を過ごせます。
■エスニック文化
様々な角度で取り上げられるギリ島ですが、純粋な観光スポットとしてではなく、その土地の文化についてもご紹介したいと思います。
世界中の観光客でにぎわうギリ島ですが、独自の慣習法があるそうです。過去にギリ・トラワンガン島では、窃盗の疑いをかけられた外国人の観光客カップルに対し、辱める目的で人々の前を歩かせる公開処罰が行われ、ニュースになったことがあります。
この処罰には基準があり、対象は盗難、不道徳な行為、サンゴ礁の生態系破壊の三つ。また処罰にも基準があり、繰り返し罪を犯すとギリ島地域への立ち入りが禁じられます。ただ、多くの観光客が日々訪れる中、どこまで徹底しているのかは不明ですが……。
世界最大の島しょ国家であるインドネシアでは、各地域によって国内法以外にもさまざまな慣習法があります。旅行の際にはこのようなその土地に根ざした文化を垣間見るのも有意義ですね。