天然の滝スポットに涼を求めて ケンチャナ山麓

 ジャカルタでは「大規模社会的制限(PSBB)」が延長され、感染状況も芳しくない状況が続いていますね。ただ、家にいるだけではやはり様々な弊害があります。心と体が健康であるため、皆さまは普段の生活にもいろいろな工夫をなされているのではないでしょうか。今回ご紹介するまさに心と体をリフレッシュしてくれる場所になるのではないかと思います。

 ご紹介するのは、ジャカルタの南、ボゴールに隣接するスントゥール地区の奥地ケンチャナ山の麓にある泳げる滝のスポット「チュルグ・レウィ・ヘジョ (CURUG LEUWI HEJO)」です。滝と言っても落差がある訳ではなく、眺めるというよりそこで泳ぐ、いわば遊泳スポットです。移動はジャカルタから車を走らせる事約2時間(渋滞なしの場合)。途中から狭まる道幅が秘境感を感じさせ、冒険心を煽ります。

■大自然を満喫
 目的地のチュルグ・レウィ・ヘジョは、最寄りの駐車場から15分ほどと手軽にアクセスできるのがポイント。道中も山からの広大な景色を楽しむこともでき、風景、滝スポット、川での遊泳と自然を存分に感じることができるでしょう。
 到着は午前10時前でしたが、我々と同じく涼を求めて行楽に来ている人々で結構賑わっていました(午後の時間帯はもっとすごかったです)。水深は7メートルもあるそうで、自然の力のすごさを感じながら、気持ちいい冷たさの川で遊泳を楽しめます。程よく疲れた体に染み入るひんやりとした水と生い茂る木々に身を委ね、本当に癒しの時間になりました。スポットにはもちろん水深が浅い場所もあり、お子様も十分楽しめます。

■6つのスポットを楽しむ
 ひとつの滝を堪能するのも楽しいですが、さらにおすすめしたいのはトレッキングをしながらの周辺スポット巡り。このエリアには大きく5つのスポットがあり、トレッキングを15~20分くらい楽しむと次の遊泳スポットがあります。時間や体力に合わせて楽しむことができますね。
 今回、私は3カ所を訪れ、うち2カ所は最も遠いスポット(LEUWI CEPETとLEUWI LIEK)。全体で5時間ほどの滞在となり、そのうちトレッキングが2時間半くらいという過ごし方でした。途中で道に迷ったりもしましたが、そのおかげで素晴らしい山の景色にも出会えました。自然の中で過ごす5時間。山歩きなので否応なしに体力は使いますが、大自然の中なのでとても気持ちよく、気分はリフレッシュできます。
 チュルグ・レウィ・ヘジョが駐車場から一番近くなるので、やはり人も一番多いです。そして奥に行くほど人は減り、水の透明度も上がっていく気がしますが、当然移動は大変ですので体力と相談しながら過ごしてください。着替えの場所もありますし、カップ麺程度なら食事をとる場所もたくさんあります。
 コロナとうまく付き合いながら、今できる生活を充実させていきたいですね。
 いつか皆さんとも一緒に行ってみたいなと思う場所でした。(パンダバス 直井剛史 写真も)

◇パンダバス
電話 :0813-1026-2063
ウェブ :https://www.pandabus.com/indonesia/feature/62

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