穴場探してジャカルタ 「密」避け、バンテン広場へ

 そろそろ「ステイホーム」も辛くなってきた。今すぐ旅行に行きたいとは思わないが、外で一息つける場所はないだろうか。ここ最近の正直な胸の内である。残念ながら、新型コロナウイルスの流行はまだまだ続きそうだ。「密」を避けつつ、開放感を得られる穴場的なスポットを探し、過去の取材メモをパラパラとめくっていると、「バンテン広場」(中央ジャカルタ・ガンビル)が目にとまった。

 広さは約5・2ヘクタール。中央には「西イリアン解放塔」(高さ約31メートル)がそびえる。国連協定でオランダ政府からインドネシア政府に西イリアン(現パプア、西パプア両州)の行政権が移譲されることが決まったことを受け、1963年に設置された。ホテルインドネシア前にある「歓迎の塔」と同じく、彫刻家エディ・スナルソ氏の作品である。
 取材に訪れたのは2018年7月の改修完了時だった。2年経った現在も、道や施設はまだきれいだ。元々植物展などが開催されていた広場で緑も豊か。訪れる人がそう多いわけでもないので、周りとは一定の身体的距離を保てる。
 広場の中にはインドネシア独立の歩みをたどる写真パネルも設置されている。歴史公園の顔も持つ。
 パプア地方出身者に対する差別発言に端を発した大規模デモが始まったのは、ちょうど昨年の8月だ。像を眺め、まだ訪れたことのないパプアに思いをめぐらせたい。
 周辺にある東南アジア最大級のモスク、イスティクラルは17日に改修完了が発表された。内部の照明がLEDライトに変えられ、収容人数も拡大したという。ぜひ併せて訪れたい。
 また中央ジャカルタには独立宣言文起草記念博物館もある。建国の父、スカルノ初代大統領を支えた旧日本軍の前田精(ただし)少将の旧邸を使用したものだ。独立記念日は過ぎたが、繰り返し足を運びたい場所である。(大野航太郎、写真も)

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