瑠璃色の海 衝撃の美味しさに舌鼓 スラウェシ ゴロンタロ州

 インドネシアの地図を広げて見ると、ふわぁ~っと海に浮かんだお花のような形に見えるスラウェシ島。多様性に富んだ陸海の生物が時代を超えて生息しているこの島には手つかずの自然とどんな都会でも手に入らない絶賛の味覚がぎっしりと詰まっています。今回のおすすめ観光情報は、スラウェシ島北部に位置するゴロンタロ州を紹介します。

 「ゴロンタロ」と聞いてすぐに「あーあそこね」と思い浮かぶ方はかなりのインドネシア通かダイビングが趣味の方ではないでしょうか。ゴロンタロ州は「『K』の形」「人が踊っている姿」とも例えられるスラウェシ島の、ラジオ体操ならば「腕を上げながら体を横に曲げる運動」の「上にあげた腕」の手首あたりに位置する州、州都名もゴロンタロ市です。
 スラウェシ島といえば世界中のダイバーが憧れるマナドを代表する綺麗な海、独特の土着文化を持つトラジャ族が有名な山岳地帯と突出した水陸の自然に囲まれた島。ゴロンタロもその特徴そのままに、ゆがんだ地層が露出した岩壁、複雑な海岸線、市街地が広がる扇状地など地理の教科書から飛び出てきたような地形に好奇心を奪われ目が釘付けになります。
 スカルノ初代大統領が1950年と1956年、水上飛行機で着陸したことを名誉とするリンボト湖には「スカルノ大統領記念博物館」があり、その湖を望む高台には1522年に建設されたオタナハ要塞が今もを見守り続けています。
 ゴロンタロ市民の足はもっぱら「ベントール」と呼ばれる交通機関。三輪自転車に乗客席を搭載した「ベチャ」のバイク版で「ベチャ」と「モートール」(自動二輪車)を足して割ったネーミングです。クラッシックカーのようなかっこいいデザインで意外にシートは広くてふかふか、二輪車のようなスピードでビュンビュンと風を切って走る。乗り心地は見た目よりずっと爽快です。
 ゴロンタロで山と海のダイナミズムを体感できる代表的なアクティビティはシュノーケリングです。地上には地殻変動の歴史を証明する断崖絶壁、それがすとんとそのまま海に落ち込んだ海底深くへと続くドロップオフは圧巻です。
 思わず自分の全身が青く染め上げられてはいないかと思うほど青い絵具を混ぜたような瑠璃色の海。引き込まれるようなその深さと優雅に泳ぐ色とりどりの熱帯魚の世界に「浦島太郎は一生現実に戻らなくても良かったのでは」などと妄想を抱くのもつかの間、陸上で待っているのは絶品料理です。名産のマグロの丸ごと豪快炭火焼きにプリプリイカの天ぷら。この世の最高の贅沢、衝撃のおいしさなのです。
さらに足を延ばし、スラウェシ島本土から専用ボートで向かう「プラウ・チンタ(愛の島)」は極上のナチュラルリゾート。ぐるっと一周見渡してしまえるほどのホワイトサンドの砂洲島の周囲、透明な海に水上コテージが浮かぶドリームアイランド。高層ビルも渋滞も排気ガスもそこにはありません。
 時折聞こえてくるのは海面から跳ねるトビウオたちが立てる水音と自分の足音くらいのもの。思いっきり羽を伸ばして心と体をリフレッシュしたい皆様、特別な人と特別な時間を過ごしたい方にお勧めです。(水柿その子、日本旅行インドネシア、写真も)

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