必見、旧ベトナム難民施設 バタム島、ガラン島 シンガポール間近

 インドネシア国内でありながら、首都ジャカルタよりも隣国シンガポールの方が近い島、バタム島。その地理的条件からシンガポールからの日帰り旅行やオプショナルツアーというイメージが先行しています。今回のおすすめ観光情報ではインドネシア在住者にもおすすめのバタム島と橋で繋がれた周辺島々の楽しみ方について紹介します。

 ジャカルタから空路で約1時間半、バタム島はリアウ諸島州の島のひとつです。上空から望むジグソーパズルのような複雑な形の島々は、覆いつくす緑とその中にぽつんぽつんと見える資源採掘地らしきむき出しの土壌が印象的です。
 これらの島々のうちバタム島を含む七つの島には橋が架かっていて陸路での往来ができます。六つの橋のうちバタム方面から第1の橋がもっとも大きく立派な橋。見上げるようなつり橋と見渡す島々の美しい景色は絶好の写真スポットで観光名所にもなっています。 さらに南、適度な勾配とカーブが続くアメリカ映画のような道路と橋を通りガラン島、旧ベトナム難民キャンプへ。1979年から96年にかけて当時複雑な政治情勢の下、木造船で本国を脱出したベトナム人難民がいました。いわゆるボートピープルです。
 ボートピープルというと日本が関係することの報道はされていたものの、インドネシアが数万人と言われるベトナム人を受け入れ、ガラン島に広大な敷地や設備を提供していたことはあまり知られていません。ここにはベトナム難民が身を寄せ合いながら寝起きした宿舎、教会や観音寺などの宗教施設、墓地、大切な記録が残る博物館などが維持管理されています。
 ご縁があって東南アジア、インドネシアで暮らす私たちにとっても一度は訪れ、知っておきたい場所、見応えは十分です。

■輸入酒類がお買い得
 バタム市内へ戻りましょう。市内での楽しみはお買物。お土産で人気なのがドラゴンフルーツを使ったお菓子やスイーツです。橋続きの各島内にはドラゴンフルーツ農園がいくつかあり、自家製ジュースやスナックを生産販売しているほか、シンガポール近隣という立地を生かし、輸入ドラゴンフルーツで大量生産しているお菓子メーカーもあります。見た目は少々毒々しいショッキングピンクのドラゴンフルーツも美容健康に良いと近年注目を集めるスーパーフード。甘さも控えめの気の利いたお土産になりそうです。
 もうひとつ、バタムと言えばお酒類の買い出しも忘れずに。バタムは自由貿易地域で輸入品への関税が免除されているので輸入酒類もとてもお買い得なんです。ジャカルタからの旅行者はまず皆このワインを買って行きますよ、と酒屋のお姉さんも太鼓判。シンガポールのビール、チョコレート、スナック菓子などもフェリーターミナルなどで免税価格で売っています。
 インドネシア国内でありながらお酒の買い出し、シンガポール旅行気分も味わえる、1度で2度おいしいバタム旅行です。(産経海外ファミリークラブジャカルタ、水柿その子、写真も)

◇バタム・ガラン島旧ベトナム難民キャンプ見学とB級グルメ日帰りツアー産経海外ファミリークラブジャカルタ
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