【留学フェア特集2012】 1年で120校高校行脚 立命館アジア太平洋大学(APU)

 国際化拠点整備事業(グローバル30)の拠点となっている13大学以外に、大学がインドネシアの大学内に事務所を開設、独自に活動を展開する動きも活発化し、インドネシア人の留学生獲得に向けて攻勢を掛けている。
 日本で最多のインドネシア人留学生157人が在籍する立命館アジア太平洋大学(APU・大分県別府市)は、中央ジャカルタのスミットマス・ビルにインドネシア事務所を構える。インドネシア人スタッフ2人が常駐し、インドネシア国内での学生誘致活動を展開。ジャワ島各地をはじめ、西スマトラ州パダンや北スラウェシ州マナド、バリ島など1年間で約120校の高校を訪れ、説明会などを開催している。
 「高校生からは英語の単位取得の概要、奨学金の免除額や卒業後の進路などに関する質問が多い」。スタッフのラヒマさんは、英語で専門的な講義を受け、日本語学習でも単位取得が可能と説明。帰国後、各業界で活躍し、活発に活動している同窓会のネットワークも活用できるとAPUの魅力を伝える。今夏にはAPUを訪問する「サマーキャンププログラム」に約30人のインドネシア人高校生が参加した。
 成果は留学生数に如実に表れている。今秋には新たに約50人が入学し、約180人まで増える見込みだ。「APUに在籍するインドネシア人学生の大半が、これまでスタッフが訪問した高校の出身者です」とラヒマさんは胸を張る。

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