【スナンスナン】ハリオのコーヒー1号店 マニュアルの味わい イオンモール
インドネシア人はかなりコーヒー好き。そのため、大手のコーヒーショップからマニアしか知らない専門店まで、次々新しい店が出てくる。タンゲラン・スルポンのBSDシティにあるイオンモール1階に幅広い客層から好評を得ている専門店があると聞き、訪ねてみた。
店はイオンストアー入り口にあるサングラスと傘のコーナーの奥にある。仕切りがないのでれんがの柱に張った「ハリオ・コーヒー・ファクトリー」の控えめな表示やコーヒーの香りさえなければ気づかないほどだが、店内は意外と開放感がある。
店は東京・日本橋に本社のある耐熱ガラスメーカー「ハリオ」とジャカルタのコーヒー販売代理店「トッフィン・インドネシア」の合弁で、昨年9月にハリオが同社初のコーヒーショップとしてオープンした。
オペレーションマネージャーのブライアン・プリンゴアディムルヨさんによると、コーヒーを飲むことだけでなく、ハリオの器具を購入することやその器具でコーヒーのおいしいいれ方を学ぶことができる。
マシーンで作られたラテやエスプレッソ(2万7500〜4万7300ルピア)もあるが、店員が器具でいれたマニュアルコーヒーがおすすめ。イチオシは円すい型ドリッパーのV60。成分をしっかり抽出し、濃厚なコーヒーが味わえる(3万3千〜3万8500ルピア)。フレンチプレスやサイホン、クロスドリッパーもある。
コーヒー豆は毎月変わる。毎週木曜、翌月用のコーヒー豆を味わうイベントが行われ、来場者の意見で最も好評となった豆が翌月のセレクションになるという。
コーヒーのほか、日本茶やチョコレートもあり、コーヒーが苦手の人でも楽しめる。店内の棚には各種コーヒー器具のほか、タンブラーやグラス、ティーポットなども並び、見るだけでも楽しい。 (アリョ・テジョ、写真も)
◇Hario Coffee Factory
住所 AEON Mall Lt. 1, Jl. BSD Raya Utama, Tangerang
☎ 021.5694.7891
メール info@hario.co.id
営業 午前10時〜午後10時