【スナンスナン】 イ唯一のクラフトビール バリで生産 販路拡大中

 インドネシアで唯一のクラフトビール「シュターク」が販路を拡大している。ドイツ生まれのインドネシア人ジャコブ・スリアナタさん(43)らが2010年、ビール作りに理想的な水に恵まれたバリ島北部のブレレン県にれんが造りの醸造所を建てた。本物のビールを作りたいとの思いからだった。

 クラフトビールとは小規模な醸造所で伝統製法によって作られる個性的なビールのこと。シュタークはドイツ語で「強い」という意味。
 作っているのは小麦を多く使った白ビール(ホウィート・ビア)、小麦をローストしたダークなタイプ(ダーク・ホウィート)、カロリー3分の1のラガー(ロー・カーブ)、ライチとマンゴのエキスで香りを付けたエール(ライチー・エール、マンゴー・エール)。新たに「1945」(ピルスナー)と「インドネシアン・ペールエール 」が加わり全部で7種類になった。アルコール度数はすべて約5%。フルーティーな香り、複雑かつ独特な後味があり、喉越しを楽しむというよりじっくり味わって飲むタイプのビールだ。
 「多種類用意しているのはビール好きから初心者までさまざまな好みに対応するためだが、インドネシア人の好みに合わせて全体的に苦味を抑えてある。その時の気分や場面に応じて楽しんで欲しい」とジャコブさんは話す。
 クラフトビールの特徴は製法のみならず原材料へのこだわりだ。製造責任者のアルバートさんによると、最も大切な水はそのまま飲める地下水を3回ろ過して使用。それ以外の原材料はベルギーや米国などからの輸入だが、新商品の「1945」には唯一バリ産の米を加えてある。コーンを使っているのはマンゴとライチのビールだけで、防腐剤などは一切入っていない。
 価格はバリのスーパーで1本(330ミリリットル)約3万ルピア。ジャカルタではカルフール、ランチマーケットなどで買える。「日本やシンガポールなどへ輸出する話も進んでいるが、仕事を終えてリラックスためにビールをたしなむという文化がインドネシアにも広まって、ビール好きが増えたらいい」と海外生活の長いジャコブさんは話している。(北井香織、写真も)

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