【スナンスナン】韓国発のくつろぎカフェ  エンジェル・イン・アス・コーヒー

 南ジャカルタ・クニンガンにあるショッピングモール「ロッテ・ショッピング・アベニュー」に、天使がトレードマークのカフェがあるのをご存じだろうか。ロッテグループが経営する、韓国発の「エンジェル・イン・アス・コーヒー」だ。丁寧に入れるコーヒーや豊富なメニューで、他のコーヒーチェーン店と差別化を図る。

 店内は北欧の落ち着いた雰囲気を参考にデザインされ、くつろげる空間になっている。同カフェの天使のマークがかわいらしく、マグカップなどのグッズがお土産に人気だという。
 メーンのコーヒーは、注文後にバリスタが手で1杯1杯、丁寧に入れる。おすすめは座席でサイホンを使って目の前でコーヒーを入れてくれる「サイホン・コーヒー」(通常は3万5千ルピア、スペシャルは4万ルピア)。フラスコの湯が沸き上がり、抽出されたコーヒーがフラスコに戻る過程を見るのが楽しい。
 コーヒーは苦すぎず、酸味も少ないが香ばしく、あっさりとした味わい。インドネシアのコーヒー豆も使用しており、バリやパプア、アチェなどの、お土産用のコーヒー豆も販売している。
 食事のメニューもそろえた。同店のおすすめはパスタの「ボロネーゼ・スパゲティ」(7万ルピア)で、ピーマンやタマネギ、パプリカ、ミニトマトなどの野菜が、甘めのトマトソースとからむ。ナポリタンのような昔懐かしい味だ。レタスやタマネギ、レーズン、パイナップルなど野菜とフルーツたっぷりのサラダやトルティーヤなどのほか、フライドポテトやスクランブルエッグ、チキンなどがセットになった朝食にぴったりのセットメニューもある。
 デザートの一番人気はあつあつ、サクサク、ふわふわのパンにバニラアイスやメープルシロップがからむ「メープル・キャラメル・ブレッド」(4万ルピア)。アイスやケーキ、パンもあり、コーヒー以外のデザートドリンクもさまざまだ。
 ロッテリア・インドネシアのミン・ホ・クォンCEOによると、エンジェル・イン・アス・コーヒーは韓国に868店舗ある。中国とベトナム、カザフスタンにも進出しており、インドネシアには2011年に進出。現在はロッテ・マート・アベニューに2店舗、西ジャワ州ブカシのハラパン・インダに1店舗の計3店舗がある。
 ミンCEOは「インドネシアではまだまだブランド力がなく、知られていないため、豊富な食事メニューなどで他のコーヒーチェーン店と差別化を図っていきたい。まずはロッテマートに来られた際に、休憩がてら寄ってもらえればうれしい」と話した。(毛利春香、写真も)

◇Angel in us coffee
住所 Lotte Shopping Avenue Jl. Prof. DR. Satrio, Karet Kuningan, Kecamatan Setiabudi, Jakarta Selatan
☎ 021.2951.9966

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