フィルム現像します シャッター&ボタン

 南ジャカルタ・クバヨランバルのプトゴガン通りにあるレンタルスペース「パビリウン28」の一角に現像所「シャッター&ボタン」がある。わずか9平方メートルの小さなスペースに、中部ジャワ州ソロの写真店から譲り受けた現像機「ノーリツQSF―V50」が鎮座している。黒いカーテンが窓を覆い、現像液の少し酸っぱい匂いが漂う。店員のマメさん(30)は「ほとんどすべてのサイズのフィルムに対応できる」と話す。
 現像液にはコダックの「D76」を使用。現像は1本5営業日ほどで仕上がる。フィルムの種類により1本あたりの料金が異なり、カラーネガフィルムは4万ルピア、白黒ネガフィルムは4万5千ルピア。追加料金を支払うとデータをCDに保存するスキャンサービスもある。
 リバーサルフィルム(ポジフィルム)の現像にも対応している。不定期ながら、フィルムカメラの撮影や現像方法のワークショップも開催している。
 店の運営を担当するラティさん(26)は「家に眠っているフィルムを現像してみんなの思い出を作る手助けをしたい。どこで現像すればいいか分からないフィルムがあったらぜひ相談に来て」と話している。(中島昭浩、写真も)

SHUTTER & BUTTON
住所 Jl. Petogogan No.25, Kebayoran Baru, Jakarta Selatan
☎ 0857・1590・7582
ウェブ shutterandbutton.com

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