【じゃらんじゃらん春節特集(1)】 食の祈願行事に挑戦

 「恭喜発財(コンシーファーツァイ・財がたまるよう新年を祝おう)」。新年を迎え、願いを込めながら、皿に盛った具材を箸ですくい上げる「ローヘイ」という習慣がある。より高いところから具材を落とすと願いが叶うとされており、椅子の上に立って行う人もいるほど。シンガポールやマレーシアで盛んだが、ここ数年でジャカルタでも行われるようになったという。
 中央ジャカルタのホテル・ケンピンスキーのシグネチャー・レストラン(電話021・2358・3898)では、外国人客にもローヘイの作法を紹介。香港の正月料理の大鍋「盆菜(プンチョイ)」のコース(1人38万8000ルピア)」などに、ローヘイを行うためのサラダ「魚生(イーサン)」を提供する。
 シェフはマレーシア出身で、上海やシンガポールを渡り歩いた洪偉倫(フォン・ウェイ・ロン)さん。「解禁されて間もないこともあり、ジャカルタの中国正月は盛り上がりに欠ける。そのためシンガポールや香港などで過ごす華人も多いが、今年はジャカルタで楽しんでほしい」と意気込む。
 南ジャカルタのホテル・グランマハカム(電話021・720・9966)は中国正月を迎え、「ル・グラン・カフェ」と日本食レストラン「アオキ」で、22日にディナービュッフェ、23日にブランチ・ビュッフェを用意する。いずれもローヘイのために各テーブルに魚生が付く。バロンサイのパフォーマンス、タロットや手相占いも行う。
 正月に合わせて中国から取り寄せた調味料を使った豪華料理もある。南ジャカルタのホテル・ムリア・スナヤン(電話021・574・7777)地下1階の中華レストラン「テーブル8」は、22日2月6日まで、中国から五香粉などの調味料を取り寄せ、北京ダックやフカヒレ・スープなどのコースメニュー(69万8000ルピア)を提供する。
 熱いお湯を降り注ぐと、グラスの中で花が開く紅花仙桃茶も用意。中国正月向けのおもち・年●(こめへんに羔)(ニァンガオ)のギフトセットも販売している。レストラン内の22日、23日にはバロンサイのショーも行う。      

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