とことん、おもてなし 会席料理 心

 「お・も・て・な・し」――となれば、少々古いが、滝川クリステルさんが2013年にブエノスアイレスで開かれた国際オリンピック委員会総会で行った、東京五輪招致のプレゼンテーションが思い出される。昨年8月にオープンした「心」という高級和食店に行けば、「おもてなし」の意味がわかるというので、訪ねてみた。
 会席料理の「心」は、中央ジャカルタ・チキニ地区にあり、いろいろな店が並ぶ中にひっそりたたずんでいる。店名は小さく「心」という表示だけ。うっかり通り過ぎてしまいそうだが、のれんをくぐって中に入ると、まるで京都の古いお店に入ったよう。
 暗がりに置かれたあんどん風の明かり、着物姿の店員が「いらっしゃいませ」と迎えてくれる。食事どころは黒い階段を上がった2階にある。
 「『心』のコンセプトは日本のおもてなしを紹介すること。シンプルながら豪華な趣もある京都御所近くの古い町並みを参考にしてインテリアを構成した」とオテプ・クルニア店長(35)が説明する。
 二つのテーブル席と二つの個室のみ。小さなお店ではあるが、本格的なおもてなしサービスをたっぷり味わうことができる。家具や食器、食材などもほとんど日本から持ち込んでいる。
 「有田焼(伊万里焼)の茶碗や皿、新潟産オーガニックコシヒカリ、築地市場からの新鮮な魚、黒毛和牛の伊万里牛など、こだわりものが多い。お客さまに本格的な和食を楽しく食べさせてあげたい」と老田祐太料理長(30)が話す。
 会席料理の「心コース」を注文する。3種類の前菜はじめ、アワビの吸い物、旬のお造り、アマダイの焼き物、柔らかくてとろけそうな食感の伊万里牛、コシヒカリを使った熱々ご飯など、7皿が続々登場した。毎皿が来る度に店員は日本語で丁寧に説明してくれる。
 会席料理は「心」(280万ルピア)、「おもてなし」(230万ルピア)と「しゃぶしゃぶ」(170万ルピア)の3コースから選べる。
 営業時間は昼食(午前11時半〜午後1時半、ランチメニューとアラカルト)と夕食(午後5〜10時、会席料理コースとアラカルト)のみ。「心」を訪れるなら席数と調理の準備のため予約が必要。食材変更の可能性もあり、予約前にメニューを確認した方がよい。
 接待用の予約が多いが、友人や家族と思い切って訪ねてみては。(アリョ・テジョ、写真も)
心(KOKORO)
住所 Jl. Cikini Raya No 37, Menteng, Jakarta Pusat
☎  021・390・0022
ウェブ www.kokoro−japanese−restaurant−jakarta.com

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