【スナンスナン】ボレーで元気に バリ伝統のボディー・トリートメント

 連日猛暑が続くバリ島。季節の変わり目にもあたる今は風邪を引いたりして体調を崩す人が多い。そんな時、バリに古くから伝わるボディー・トリートメント「ボレー」と薬草サウナですっかり元気になったと友人が話すのを聞き、さっそく試してみることにした。

 その店「ボレー・ピジャット(ボレー・マッサージ)」はウブドの中心部にあるハノマン通り裏の、車1台がやっと通れるほど狭い道にある。中は昔ながらのバリの個人宅のような作りで、さまざまな薬草が植わった小さな中庭の周りをマッサージの部屋(カーテンをつるしたあずまや)が取り囲んでいる。
 サウナ部屋の前で、オーナーのマデ・スメンダラさんがボレーの材料を石臼でつぶして待っていた。コリアンダーを筆頭に名前を聞いても分からない天然の材料が47種類も入っているそうだ。「ボレーは血行を促します。それによって体が元気を取り戻すのです」とマデさん。
 荒いペースト状になったボレーを体に塗りつけてもらい乾くまで待った。なんだか体がぽかぽかする。次は薬草サウナ。60種類の薬草をまきをくべた窯で炊き、その蒸気で部屋を満たすスチームサウナだ。
 5人ほどが座れる小さな部屋はすぐに薬草の香りで満たされ、熱くなった。毛穴が開いて薬草の成分が体の中に入ってくる感じ。こんな気持ちのいいスチームサウナは初めてだ。30分のサウナを終え、ペットボトルに入った自家製のジャムーを飲んだ。ウコンなどさまざまな材料を混ぜたもので、甘味は一切ない。
 マデさんが店を開いたのは2年半前。ボレーはその昔、農作業を終え、冷えや疲れのたまった体を温めて元気を取り戻すためにバリ人が考えたもの。その伝統を守り、観光客だけでなく、地元の人にもその良さを実感してほしいとオープンした。店は素朴そのもの。エアコンはなく、音楽も流れていない。パンフレットもない。価格はボレー、サウナ、1時間のバリ式マッサージで16万ルピア、ボレーとサウナだけなら10万ルピアと非常に利用し易くしている。
 「ボレーにはバリ語で血液を活性化するという意味があります。気軽にボレーを体験して元気になってほしいです」とマデさんは話す。サウナの利用には、前もってまきをくべるので予約が必要。駐車場はない。(北井香織、写真も)

◇BOREH PIJAT SALON & SAUNA
住所 Jl. Gaotama Selatan, Ubud Gianyar  Bali
☎  0851・0502・1586/0851・0051・4064

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