【スナンスナン】ノスタルジックなアイスを ザングランディ 1930年からスラバヤを見つめて

 常夏の地、インドネシア。この国に初めてアイスクリーム店ができたのは1930年。東ジャワ州スラバヤ市の市庁舎近くにある「ザングランディ」だ。イタリア人一家が始めた店で帰国と共に60年にインドネシア人に引き継がれた。地元の人や旅行客から愛されながら一度も移転することなく現在まで、移りゆくスラバヤの町を見つめてきた。
 バニラやチョコレート、モカ、ライチ、ココナツ、ドリアンなど11種類のアイスがあり、果物を盛り付けたサンデーやシェイクなどメニューが豊富で迷ってしまう。ピザなどの軽食もある。店員のアニアさんにおすすめを尋ねると、必ず食べてほしいアイスが二つあると教えてくれた。
 一つは創業当時から変わらぬ味の「Tutti Frutti」。どこか懐かしく飽きのこないアイスで、多くの人に好まれる味。「カットされたアイスクリームは食べやすく、食べ歩きに購入する客が多いの。地元の人から観光客までいろんな人が毎日来店するよ」とアニアさん。一つ3万ルピアで種類が多いのも魅力的だ。
 二つ目は同店の特製シロップをかけて食べる「Macedonia」。頼むとすぐにシロップがたっぷりかかったアイスが運ばれてくる。甘すぎずシンプルで、ふわりとリキュールが香る大人な味わいだ。一つ3万6千ルピア。
 コロニアル調の店内には、かつてのスラバヤの写真が飾ってある。道路沿いにはテラス席があり、家族連れや友人、カップルがひっきりなしに訪れる。帰宅前に持ち帰ろうと店に寄る人も多かった。
 現在スラバヤに4店舗、ジャカルタに2店舗、ジュンブル県やバリックパパンにも支店があるが、ぜひ本店に立ち寄ってほしい。とろける甘さで涼を取りながら、時代の流れを感じられるのは本店ならではだ。(毛利春香、写真も)
Zangrandi Ice Cream
住所 Jl.Yos Sudarso No.15, Surabaya
☎ 031・5345・820
営業 午前10時〜午後10時

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