レバランのシンボル クトゥパット

 インドネシアのレバランに欠かせない料理が「クトゥパット」(ちまき)だ。ココナツミルクと塩で味付けしたもち米を、編み込んだヤシの葉でくるんだもの。普段も「ガドガド」「クトプラック」などさまざまな料理の付け合わせとして食べることが多いが、レバランにはルンダン(牛肉のココナツ・カレー煮)やスムール(シチュー)などに浸けて食べる。
 レバランにはクトゥパットを模した紅白や黄、緑などの装飾を玄関先などに飾り付ける家も多い。伝統市場で食べ物を売るヨウルさん(39)は「クトゥパットはレバランのシンボル」と話す。「日本でもあると思うけど、お祝いのための食べ物」とヤルニスさん(50)。数日なら日持ちもするため、正月に食べる餅のようなものかもしれない。
 またレバランでは甘菓子を家族や親類、友人と食べるのが慣例になっている。透明なプラスチックのケースに入っているさまざまな形、味のクッキーで、ラマダン(断食月)中はスーパーに山積みにされている。
 人気の菓子は「クエ・ナナス・タール」。クッキーの中にパイナップルのジャムが入っている。他にもチーズ味の「クエ・ケジュ」、「雪姫」という名の通り純白の「プトリ・サルジュ」などバラエティに富む。
 レバラン初日はヒジュラ暦(イスラム暦)の10月にあたるシャワル月の1日目。ラマダン最終日の断食明けの礼拝後、若者らは「アッラー・アクバル」などを口にしながら街を練り歩き断食を乗り越えた喜びを分かち合う「タクビラン」と呼ばれる夜を過ごす。またレバランには親族や友人宅、近所に「モホン・マアフ・ラヒール・ダン・バティン(日頃の過ちをお許しください)」とあいさつ周りをする。(堀之内健史、写真も)

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