【世界のお巡りさんコンサート特集】色彩豊かな演奏をジャカルタで 1日にパレード、2日にコンサート
■パレード
1日のパレードは、ジャカルタ日本祭り(JJM)の初日の目玉イベントの一つに位置付けられ、JJM最終日8日のフィナーレ会場となるムルデカ広場から、タムリン通りをホテル・インドネシア(HI)前ロータリーまで約1.5キロ練り歩く。
参加するのは開催国のインドネシア国家警察士官学校音楽隊のほか、ベトナム警察音楽隊、ニューヨーク市警察音楽隊、ソウル特別市地方警察庁楽隊、日本の警視庁音楽隊の計5隊。チェンドラワシ音楽隊の呼称を持つ士官学校の音楽隊は全員が20代前半の学生たちで、ホスト国としてトリを飾る。
5隊によるパレードに続いて地元の学生によるマーチングバンドなども出演する予定。観光都市としてのアピールの場となるジャカルタ特別州も全面的に協力し、パレードの開始時には、ジョコウィ知事が参加予定。同日午前のカーフリーデーを利用して行われ、日頃はサイクリングやジョギング愛好者で一杯となる通りは、普段以上に盛り上がりそうだ。
パレードは午前8時から約1時間半。雨天の際は中止となる。
■コンサート
2日午後7時半、中央ジャカルタ・チキニの文化施設タマン・イスマイル・マルズキ(TIM)にある「グドゥン・テアトル・ジャカルタ」=写真=で行われる。参加5カ国の音楽隊が、独自のパフォーマンスと吹奏楽演奏で競演する。
TIMは、ギャラリーや劇場などあらゆる芸術を鑑賞するために州民が集う場として45年前の1968年に完成。国民的な作詞・作曲家であるイスマイル・マルズキ氏の名前が付けられた。グドゥン・テアトル・ジャカルタは2010年、「もっと本格的なホールがほしい」という市民の声に州政府が応えて建設した、斬新な外観と本格的な音響を持ち合わせるコンサートホール。当日は、各国警察音楽隊が国際色豊かで力強い演奏を披露する。