【じゃらんじゃらん特集】 最も優美な寺院 バリ初の世界遺産 タマンアユン

 寺院周辺は交通量が多くにぎやかだが、いったん中に入ると手入れの行き届いた広々とした庭が広がっている。あまりにも整然としていて寺院というより公園の雰囲気だが、緑の中を真っ直ぐに通る石畳の道を歩き、割れ門の階段を登り終えると、何となく厳かな気持ちになる。
 祭礼が行われる中心部への入り口には、細かい彫刻が施された威圧のある門が立っている。観光客が入れるのはここまでなので、周りを取り囲む塀に沿って歩く。中の様子はバリの普通の寺とあまり変わらない。が、後方に回ると屋根が幾重にも重なったメルと呼ばれる、屋根をサトウヤシの繊維で葺いた塔が現れ、ここが特別な寺院であることを思い知らされる。メルの数は高いもので11層になる。寺院を見慣れた目にも、このような立派なメルが整然と立ち並んだ姿は壮観だ。
 寺は1634年、バリ・ヒンドゥー建築の粋を集めて造られたとされる。立ち止まらずに歩けば20分ほどで見終えてしまうが、壁の彫刻や境内を囲む堀、全体の形にも注目してみよう。バリでもユニークな寺院であることが分かる。 

タマンアユン寺院

  国連教育科学文化機関(ユネスコ)は昨年、バリ・ヒンドゥーの哲学を体現したスバックと呼ばれる水利システムに基づいた文化的景観を文化遺産として世界遺産リストに登録した。この中にはスバックで運営される棚田のほか、スバックの精神的支柱である寺院群の一つとしてタマンアユン寺院が選ばれた。

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