中秋の名月を愛でる

クナパくん 日本の友だちが21日に月見をしていたけど? それって、なぜなの?
記者 十五夜だね。1年で月が最も美しいとされる旧暦8月15日の中秋に、名月を鑑賞しながら、収穫などに感謝をする行事だよ。旧暦では7月8月9月が秋。8月はその真ん中で中秋。秋は、天候が比較的に落ち着いて空気が澄むので、美しく月が見えるんだね。秋は農作物の実りの時期でもあり、作物の収穫に感謝し、これからの豊作を祈るんだ。お月見には実りに感謝する意味があるため、いも類の収穫を祝う旧暦9月の十三夜、田の神様に感謝する旧暦10月10日十日夜(とおかんや)にもお月見をしてきたんだよ。
クナパくん インドネシアはムスリムの人が多いので、月や星はシンボルとして大切にしているよ。中華系の人たちも多く暮らしているので、同じようにお祝いをしているね。多様性のインドネシアだからね。
記者 中秋節だね。名月を愛でるのはインドネシアの華僑・華人だけでなく、中華圏の行事だよ。彼らは古来から満月を円満や完璧の象徴と考えて、満月を見ながら秋の豊作を祝うんだね。唐の時代に、行事として定着したんだ。この中秋節が、平安時代に日本に入って貴族らに広まり、日本の月見となったらしいよ。
クナパくん 中秋節といえば月餅だね。ジャカルタでも大手モールやコタで山積みになっていたよ。
記者 日本でお供えするのは、実りの象徴としてススキとお団子とかだけどね。月餅は少し遅れて明の時代ぐらいから、中秋節の時期の贈答品となったといわれる。中秋節はまた、春節、端午節と並んで商いの三大取引決算期なんだよ。日本だと盆と年末で、いわゆるつけ「買掛金・売掛金」の清算時期でもあるんだ。都会でも祝われてる所以だね。
クナパくん 今年の中秋節は、新型コロナウイルスの感染拡大にブレーキがかかっている時期でもあるし、このまま収束に向けて進むよう、祈ろうよ。

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