たばこ大国で大幅値上げ?

 クナパくん 財務省がたばこ税を平均で23%引き上げる大臣令を出したね。同省によると、来年1月から、小売価格ベースで平均35%上昇する見込みという。スモーカーにとっては大変だね。
記者 そうだね。今回は2年ぶりの増税でもあって、上げ幅が大きく、2万ルピア台で買えていた商品の中には、3万ルピアの大台を超えてしまう物もあると言われている。
クナパくん それは大打撃だ。増税の理由は?
記者 2009年施行の保健法などを根拠に、国民の健康増進を第一の理由としている。インドネシアは成人男性の7割以上が喫煙者で、かつタールやニコチンの含有量が多い製品を消費。たばこ大国だ。18年の国内消費量は2768億本と世界屈指のレベルだ。
 増税については、税収の1割程度がたばこ関連の税収で占められている現状があり、歳入不足に苦しむ中、足りない分を増税により賄おうという発想もある。
 財務省幹部は「増税の結果、消費が減っても医療費の軽減にもつながるので、プラスの面の方が大きいと判断した」と話していたよ。
クナパくん たばこ業界の人は反発しそうだね。
記者 そうだね。たばこの農家や流通、販売に携わる人は国内で600万人以上いる。雇用が失われる懸念から反発の声はある。ただ、タイやマレーシアなどの近隣新興国でもたばこの増税は行われており、政府は「インドネシアは喫煙対策が遅れており、国際化という観点でも正常な判断」としている。
クナパくん たばこ産業はどんな場所で製造しているの?
記者 世界的なたばこメーカーのフィリップ・モリス・インターナショナルグループのHMサンプルナやグダン・ガラム、ジャルムといったメーカーが7割以上のシェアを占めている。製品の大半の丁字たばこを作る拠点は、東ジャワ州などに集積されている。 
 同州には零細たばこ農家も多く、業界団体は増税が産業の衰退につながることへの懸念を政府に伝えている。
クナパくん インドネシア経済にとっても、庶民の生活にとっても重要なたばこの値段に注目していきたいね。

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