インドネシアのウナギが日本に?

クナパくん 日本のスーパーでこの前、インドネシア産ウナギのかば焼きが売られていたよ。
記者 徐々にインドネシアへの輸出が増加してるそうだね。日本国内で養殖、捕獲されてきたニホンウナギは、養殖に使われる稚魚の乱獲などを理由に年々減少している。2014年には、国際自然保護連合によって絶滅危惧種に指定された。そのため、各都道府県では捕獲が基本的に禁じられている。
 中国をはじめとする海外からの輸入に依存しており、近年はインドネシア産についても商品化が進んでいる。
クナパくん インドネシア産のウナギもニホンウナギなの?
記者 違うよ。インドネシア近海で捕れる「アンギラ・ビカラー種」が輸出されるケースが多い。皮の部分を固く感じる、という意見もあるけど、工夫をこらして日本の味に近づけようとしている。
クナパくん どのような会社が事業化に取り組んでいるの?
記者 丸紅が09年から東ジャワ州で試験的に養殖を続け、13年に日本向けに本格的な輸出を始めた。気候や水温への対策など苦戦する部分もあったが、18年4月時点で年間500トン程度の出荷規模まで、数字を伸ばした。
 稚魚から成魚までの養殖を行っている企業には、ジャワ水産・インダがある。西ジャワ州スカブミ県プラブハン・ラトゥで養殖。いけす設計、水質管理などの日本式養殖技術を使い、かば焼き加工施設やトンネルフリーザーも完備している。養殖からかば焼き加工までを1社で行える体制を強みとしているよ。
クナパくん 日本での需要を見据えて、努力が続いているんだね。
記者 技術革新と並行して、アンギラ・ビカラー種が激減しないような対策も今から必要だ。インドネシア国内では捕獲制限も緩く、また稚魚を売買する事業者には違法業者も多い。海洋水産省も業者への取り締まりや水産資源管理について、以前より力を入れてきている。
クナパくん おいしいウナギは食べたいけど、絶滅しないように持続可能な計画づくりが必要ということだね。(平野慧)

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