【不思議インドネシア】マグマのような液体から菓子?

クナパくん レバラン(断食月明け大祭)を約1カ月遅れで祝うジャカルタ特別州の伝統行事「レバラン・ブタウィ」が7月末に行われたとき、ぽこぽこと泡を立て、湯気が上がるマグマのような液体を見かけたよ。
記者 それは伝統菓子のドドル・ブタウィ(dodol betawi)を作っているところだね。
クナパくん あの茶色くてもちもちとした甘いお菓子のこと? 
記者 そう。地域で少しずつ味付けが違うんだ。ジャカルタのドドルは、ジャカルタ土着のブタウィ人の名前をつけて「ドドル・ブタウィ」。
クナパくん なるほど。ドドル・ブタウィの作り方をもっと知りたいな。
記者 南ジャカルタ区パサールミングの住宅街にある工場「ポンドック・ドドル・サリ・ラサ」に行ってみたよ。辺りには、ドドル・ブタウィを作る作業所や店がいっぱいあった。中へ入ると、木をいぶしたようなにおいがした。約1メートルの大鍋が二つ並んでいて、近づくとキャラメルのようなほんのりと甘いにおいがしたよ。
クナパくん それで。
記者 ドドル・ブタウィを20年間作り続けているロヒマンさん(45)が作り方を教えてくれた。大鍋にヤシ砂糖10キロとグラニュー糖7キロに水を入れ、ココナツ30個分のココナツミルク、もち米10キロを順番に混ぜていくそうだよ。火加減は量を見ながら調製する。
クナパくん 材料はそれだけ?
記者 オリジナル味はこれだけ。途中でドリアンを入れたり、最後にごまをかけたりするものもある。色が濃いのは黒いもち米で作ったもの。
クナパくん 完成までにどれくらい時間がかかるの?
記者 大鍋だと、6時間かけながら1メートル以上の木べらを使って練り続けるんだ。少しでも手を休めると焦げてしまうそうだよ。
クナパくん 長い時間と手間をかけているんだね。食べたくなってきた。
記者 冷やすと少し固くなってようかんのようになるよ。常温だとさらに柔らかく、ういろうのような感じ。出来立ての温かいドドルもおいしい。
クナパくん いろいろな食べ方を試してみよっと。 (上村夏美、写真も)

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