【写真グラフ】自由化15年目の中国正月 宗教省に儒教局設置へ

 スハルト政権時代の華人文化弾圧を経て、インドネシアは15年目のイムレック(中国正月)を迎えた。ユドヨノ大統領は7日、インドネシア儒教最高評議会が開いた式典で宗教省に儒教局を設ける提案に賛成。存在感を高める中国との関係強化のためにも華人文化をインドネシアの文化の一つとして受け入れる方針だ。
 インドネシアの華人は約1千万人とされ、人口の4%を占める。1965年のクーデター未遂「9・30事件」は共産党系将校が首謀者とされ、事件後に実権を握ったスハルト元大統領は反共政策を取った。67年から中国語を含む華人文化は禁止。中国との国交は90年まで断絶していた。
 民主化後、2000年に故ワヒド元大統領が華人文化を自由化。02年にメガワティ元大統領がイムレックを国民の祝日に制定。06年には儒教がイスラムやキリスト教(カトリック、プロテスタント)、ヒンドゥー、仏教に次ぐ六つ目の公認宗教になった。(堀之内健史、写真も)

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