【ジャカルタ日本祭り特集 2025】音楽・スポーツ・文化体験が勢ぞろい “日本を旅する”エリアで広がる楽しみ

 JJM2025の会場は「ステージエリア」「アクティビティエリア」「日本を旅するエリア」「プレイエリア」「飲食・ブース」のなどに分かれ、多彩な催しが来場者を迎える。音楽や踊りを楽しみ、文化を学び、スポーツに挑戦し、食を味わう。訪れた人々は1日を通して日イ交流を体感できる。
 ステージエリアでは、人気アイドルグループJKT48をはじめ、Dikta、JAM HEADS、SERINA、岸洋佑らが出演し、27日夜を盛り上げる。28日夕方には、インドネシアの人気バンドMOCCAと日本人アーティスト加藤ひろあき氏が特別コラボステージを披露し、両国音楽の融合を象徴する瞬間となる。さらに、仮面ライダーブラックと今年9月に日本で放送が始まった新作「仮面ライダーゼッツ」がショーを行い、子どもから大人まで幅広い世代を魅了する。そのほか、神輿、太鼓、よさこい、エイサーなど日本の祭り演目や、インドネシアの伝統舞踊とアンクルン演奏も披露され、両国の文化が同じ舞台で響き合う。
 アクティビティエリアには、来場者が直接参加できる体験型プログラムが充実。バティック染色やワヤンの色塗り、書道、くるみ絵、日本語方言紹介、祭り衣装の試着、縁日遊びなど、子どもから大人まで楽しめる内容が揃う。国際交流基金は日本語学習教材の展示や浴衣体験を提供し、日本政府観光局(JNTO)は訪日観光情報を発信。さらに、留学や国費留学に関する相談ブースが設けられ、将来日本で学びたい若者や保護者にとって有益な情報を提供する。技能実習経験者による体験談紹介も行われ、教育からキャリアまで幅広い学びの場となる。
 日本を旅するエリアは今年の目玉のひとつ。北海道、青森、茨城、群馬、長野、兵庫、岐阜、名古屋市、岡山、高知、大分、宮崎、福岡、熊本、沖縄の15の自治体が参加し、観光資源や特産品を紹介する。スタンプラリーも実施され、来場者は日本各地を旅する気分で楽しめる。地方自治体による参加は、日本の多様な文化を紹介するだけでなく、地域とインドネシアをつなぐ交流の架け橋となる。
 プレイエリアでは、湘南ベルマーレ、名古屋グランパス、鹿島アントラーズの関係者によるサッカークリニックが開催され、子どもたちに人気を集めそうだ。さらに、「アジア甲子園」による野球体験や、インドネシアで国民的スポーツとして親しまれるバドミントンの体験も行われ、世代を超えて体を動かしながら楽しめる。スポーツを通じた交流は、両国の若者を中心にしたつながりを強める場となる。
 飲食・ブースエリアには、日本料理とインドネシア料理の屋台が立ち並び、和食からローカルフードまで幅広く味わえる。協賛企業の展示ブースでは、製品紹介や体験型アクティビティが行われ、来場者は食と企業文化の両方を楽しめる。飲食と展示を巡るだけでも1日を満喫できる構成だ。
 会場内にはインフォメーションセンター、救護所、礼拝所、多目的トイレ、さらに「おもてなしボランティア」も配置され、案内や安全管理を通じて快適なイベント運営を支える。
 音楽やスポーツ、文化体験、食に至るまで、あらゆる要素を凝縮したJJM2025。訪れる人々は会場を歩きながら両国の魅力を五感で感じ、思い思いに楽しむことができる。

別刷り特集 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

私のじゃかるた時代NEW

編集長の1枚NEW

キャッチアイ おすすめニュースNEW

インドネシア企業名鑑NEW

事例で学ぶ 経営の危機管理

注目ニュース

マサシッ⁉

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

有料版PDF

修郎先生の事件簿

メラプティ

子育て相談

これで納得税務相談

おすすめ観光情報

為替経済Weekly