チームの頑張りで国がひとつに エリックPSSI会長 躍進のU―23代表

 パリ五輪予選を兼ねるカタールの首都ドーハで開催中のアジアサッカー連盟(AFC)アジア杯U―23(23歳以下)で29日の準決勝でウズベキスタンに敗れたインドネシア。
 代表チームと共に現地入りしているインドネシアサッカー協会(PSSI)のエリック・トーヒル会長(国営企業相)がウズベク戦後、選手たちへの激励の言葉が話題になっている。
 「五輪出場のチャンスはまだ2試合ある。今、あきらめてしまうのか? 3位になって五輪に出場するのか? 君たちはまだ戦える。大統領も全国民も君たちのファイトする姿を見ている」
 インドネシア代表の躍進は、企業や組織も動かしている。トヨタ・アストラ・モーターのアントン・ジミー販売取締役は、トヨタ車を購入する代表選手には特別価格を用意すると約束。インドネシア商工会議所(KADIN)の中国系企業委員会は、準決勝進出時に総額230億ルピアのボーナスを用意した。
 エリック氏は「今大会の代表チームの頑張りがインドネシアの心をひとつにしている」と2日のイラク戦を控え、選手たちの奮起に期待した。(坂田恵愛)

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