新首都で太陽光発電 国営電力
国営電力PLNはこのほど、子会社のヌサンタラ・パワーを通じてカリマンタン島で10メガワット(MW)分の太陽光発電設備を稼働させた。東カリマンタン州で建設中の新首都「ヌサンタラ(群島=IKN)」に供給する。地元メディアが報じた。
PLNによると、太陽光発電のほか川や湖などを利用した水力発電などを積極的に展開する戦略の一環。新首都の電力確保と環境対応の観点から政府が掲げる「森林都市」のコンセプトに沿った取り組みという。
事業は80㌶の用地に2万1600枚のソーラーパネルを並べる。第1弾となる10MWの設備は予定通りに稼働し、残る40MWの商業運転開始に照準を合わせて試運転を実施していく。今年8月17日にIKNで開かれる独立記念日の式典に一定量の電力を供給する計画という。
同社は「最先端の技術に基づいた新首都のグリーン電力インフラの構築を進めていく」としている。