【新生活特集】息を吹き返した対面交流 祭りに音楽会に盛りだくさん

 誰もが苦しさを抱えた新型コロナ禍を乗り越え、国内では人と人との交流が再び息を吹き返した。昨年12月に緊急活動制限も解除され、今年は益々イベントが活発化し、インドネシア暮らしを彩るだろう。
 今年は日イ国交樹立65周年。新しいバティック(ろうけつ染め)を着込み、首都最大の日イ友好事業となる「ジャカルタ日本祭り」や美術館などの文化施設、国内旅行に出向いてみてはいかがだろう。

■長年の努力が紡ぐ友好 日イ国交樹立65周年も ジャカルタ日本祭り

 日本とインドネシアの友好を深めるイベント「ジャカルタ日本祭り」(JJM)が今年も継続開催が決まり、中央ジャカルタ・ジャカルタ国際展示場(JIエキスポ)で、11月18~19日の両日、実施される。2009年にモナス(独立記念塔)から始まったJJMは、新型コロナ禍を乗り越え、昨年10月に中央ジャカルタのモールで3年ぶりに再開。前回開催の2倍近い9万人が足を運んだ。

 これまでJJMでは、日本からAKB48や沖縄出身の2人組女性音楽グループ「Kiroro」などのアーティストを招へいしたほか、インドネシア人と共に練り歩く神輿(みこし)や盆踊りが行われてきた。
 JJMの起源は日イ国交樹立50周年を迎えた08年に遡る。当時の塩尻孝二郎駐インドネシア日本大使が「日本とインドネシアの友好関係を一層発展させていくために何かできないか」と提唱。邦人有志にジャカルタでの定期イベント開催を呼びかけたことがきっかけだった。
 東日本大震災が起きた11年には、インドネシアの政府や企業、団体、市民から多くの支援や励ましの声が寄せられ、JJMの開催テーマは「テリマカシ・インドネシア」に。じゃかるた新聞主催の写真展では、震災後に被災地入りしたインドネシアからの救助隊や在日インドネシア人らによる活動支援、また被災地を視察したユドヨノ元大統領の様子を写した写真が展示された。
 現在の日イ友好はこうして長い年月と努力により紡がれてきた。
 そして、日イ国交樹立65周年となる今年——。完全屋内となった昨年と異なり、今年はJIエキスポの屋外広場を利用。屋外開催が4年ぶりに復活し、日本の夏祭りの暑さや夏の宵が再び体感できる。
 食や伝統文化、ポップカルチャーなど各分野でブース分けを行うほか、日本が誇る「清潔さ」の発信にも注力する。
 また、JJM実行委の小林一則委員長は、これまで苦しく悲しい時も一緒に乗り越える良いパートナーであったことを祝いながら、「日イ国交樹立65周年の向こう側」を見据えることが大切だと述べた。
 昨年のJJMテーマは「やっぱり友だちって最高!」。小林委員長は「日イが友だちになった今年は、友だちのその先を目指す」とし、「隠れた努力を見つけて欲しい」と語った。(青山桃花)

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