【新生活特集】魅力あふれるインドネシア 「さぁ、旅に出ましょう」 インドネシアの観光
【豊かさに溢れた自然と多様性の国】 200とも300とも言われる多民族・多言語が存在するインドネシア。文化も民族も異なる人々が「多様性の中の統一」という建国のスローガンの下、豊かな自然と資源に恵まれ、誇りを持ち他者を尊重しながら暮らしています。
■雨季と乾季、気候も生態系も多様
南国の海や島、いつも暑くて季節は夏のひとつだけと、四季を持つ日本と比べると常夏の国というイメージを持たれがちなインドネシア。しかしこの国にも雨季と乾季というふたつの季節があります。ケッペンの気候区分では熱帯モンスーン気候、熱帯サバナ気候、パプア州の高山地帯の一部などは年間平均気温が10度台というツンドラ気候も分類されています。ウォーレス線、ウィバー線という境界線が生態系を分け、固有種の動植物が生息しているエリアも。インドネシアは広大な国です。
■バリ島
インドネシア最大の世界的観光地、ヒンドゥー教の神様が住む島、バリ島。レゴンダンス、バロンダンス、ケチャックダンスなどの伝統舞踊、自然を敬い宗教儀式を重んじる人生観は外国人にはエキゾチックに映ります。サーフィンやダイビングなどのマリンスポーツ、ゴルフにトレッキングなどアクティブ派にはやりたいことばかり。寺院めぐり、ヨガ、スピリチュアル体験、健康的な食事などを求めて長期滞在する欧米人なども多く、世界中からの観光客を魅了しています。
■ジョグジャカルタ
中部ジャワの歴史・文化めぐりの中心地、ジョグジャカルタ。世界遺産のボロブドゥール寺院遺跡とプランバナン寺院遺跡をはじめ伝統芸能の影絵芝居ワヤン・クリ、ラーマヤナ舞踊などの文化芸術もぜひ本番で鑑賞したいものです。
■ロンボク島
バリ島の東に位置するロンボク島。青い海、山登り、乗馬なども楽しめます。名産は真珠、素焼きの焼き物、竹製の家具など。「ロンボク」とはジャワ語で「トウガラシ」を意味するそうで、名物料理「アヤム・タリワン」は激辛のサンバルをふんだんにまぶしたグリルドチキン。ヤシザトウをたくさん使用した甘いジャワ料理に慣れたジャワ人にはロンボク島のお料理は強烈に辛かったのかも知れません。
■ブリトゥン島
真っ白な砂浜と透明な海水、地球上でも希有な奇岩が続く海岸。ブリトゥン島の観光の目玉はそのなんとしても見ておきたい絶景。 世界有数の錫の生産国であるインドネシアで、かつてはその大部分がこの島で採掘されていたのだそうです。食の楽しみなら絶品のシーフード。特産のピリリと辛い胡椒と食後のコピ・ブリトゥンもおすすめです。
■コモド国立公園
世界自然遺産に登録されているコモド国立公園にはコモドオオトカゲ(コモドドラゴン)が野生で生息しています。全長2メートルを超えるという巨体はまさに現代の恐竜。フローレス島のラブアンバジョからコモドオオトカゲが生息するコモド島やリンチャ島へのクルージング、トレッキング、シュノーケリングやダイビングなどアクティビティが満載です。
■ブロモ・テンゲール・スメル山脈国立公園
東ジャワ、スラバヤの南東にある面積502・8平方メートルの国立公園。地球上とは思えない月面のような砂海があり、ブロモ山の火口さえ月のクレーターに見える光景は圧巻です。人気のご来光観賞ツアーでは非日常的な極寒体験も。
■インドネシア乗り鉄の旅 年々人気が高まるインドネシアの鉄道。話題のバンドン高速鉄道のみならず、豪華車両、特別仕様車、懐かしい雰囲気漂うローカル線にワクワクが止まらない観光列車。
インドネシアをきっかけに鉄道好きになる人、鉄道を求めてインドネシアに来る人も続出中。
魅力溢れるインドネシア。さあ、みんなで旅に出かけましょう。(旅とアートのクリエイター・ライター 水柿その子 写真も)
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