日イ8機関が連携 熱帯林で品種改良 JICA

 国際協力機構(JICA)は3日、国立ガジャマダ大学(UGM、ジョクジャカルタ特別州)と熱帯林強靭化に関するプロジェクトの発足式典を開催した。気候変動にぜい弱なインドネシアの森林を対象としており、耐性を持つ品種改良を行い、持続可能な林業に改善することを目指すという。
 具体的には、ゲノム選抜を活用して気候変動に対応する品種を開発するほか、木材生産量や温室効果ガスの吸収量などの生態系機能を評価し、林業促進の必要性や有用性を科学的に明らかにする計画となる。
 同プロジェクトはJICAと科学技術振興機構(JST)による地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)プロジェクト「気候変動適応に向けた森林遺伝資源の利用と管理による熱帯林強靱性の創出」の一環。実施期間は2022年9月~27年9月までとなる。
 プロジェクトには日本側から国際能研、住友林業筑波研究所、森林研究・整備機構森林総合研究所、国立環境研究所、筑波大学、長崎大学が、インドネシア側からUGMと国家研究イノベーション庁(BRIN)が参加する。

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