【日イ友好の祭典、JJMまであと30日】 日イの実行委が奮闘 安心して過ごせる祭りを 3年ぶりの復活へ
日本とインドネシアの友好を深めるイベント「第12回ジャカルタ日本祭り」(JJM)の復活まであと1カ月。新型コロナの影響で中止が続き、3年ぶりの開催となる。今年のテーマは「やっぱり友だちって最高!」だ。規制緩和で再び人と人が対面で触れ合えるようになり、友だちや日イの絆と友好を改めて実感してほしいと願いを込める。
会期は10月14〜16日で会場は中央ジャカルタのFXスディルマンのアトリウム。15日はFX内の「JKT48劇場」で日イのアーティストによるステージパフォーマンスが有観客で開かれ、ライブや会場の様子は動画配信サイト「ユーチューブ」で中継される。日イ友好の輪を国内全土に広げ、日本へ本帰国した人や世界中の人にも楽しんでもらう。
当日はまた、アトリウムには縁日のようなブースエリアが設けられるほか、太鼓などの日本文化紹介やブタウィ舞踊、歌合戦ショーなどが行われる。
8月下旬に企業協賛やステージパフォーマンス参加者募集の情報が解禁されると実行委には問い合わせが殺到。JJM成功に向けエンジンがかかった。
「朝練」と称した毎週水曜の会議にも熱を帯びてきた。実務調整を行う実行委の会議で、日本とインドネシア双方のスタッフがボランティアでJJMに力を注いでいる。
広報・事務局チームのゼンジアさんは「家族で安心して過ごせるJJMを作る力になりたいと思って参加した。インドネシア人が好きなアニメ・音楽などの日本文化と日本人が好きな食などの日本文化に差があるのでバランス調整を大切にしたい」と意気込む。
企画チームの久保裕一さんは「FXスディルマンはJKT48劇場など何か目的があって足を運ぶ人が多い。逆にふらっと時間つぶしで立ち寄る人は少ない。そこで開催中はいかに人を集められるかが勝負。企画チームと広報チームが鍵を握っている」と力を込めた。
資金協力を求めて企業を巡るエリックさんは「協賛を依頼するに当たり、協賛する魅力や意義・目的・歴史をしっかり共有したい」と語った。(青山桃花)