デモ中に議場で誕生会 問われる資質 プアン国会議長
ガソリンの値上げに反対し、デモ隊が国会正面ゲート前を埋め尽くした6日、次期大統領選への出馬に意欲を燃やすプアン・マハラニ氏は、議場内で自身の誕生会に出席していたことがわかった。「プアンは国民の声を聞いていない」と国会議長・政治家としての資質を問う声が出ている。
プアン氏の誕生日は6日で、国会議員は手拍子を打ちながら誕生日を祝う歌を歌い、議場はお祝いムード一色になった。国会前では抗議集会が行われていたが、プアン氏はデモ隊の前に姿を見せず、対話に応じなかった。
これを受け、抗議デモに参加した労働組合総連合(KSPI)メンバーのジェミ氏(45)は、じゃかるた新聞の取材に「私たちが必死に値上げ撤回を訴えている時、国民の声ではなく国会議員のバースデーソングを聞いていた」と激高。プアン氏に「デモ隊と対話し国民の意見に耳を傾け、国会議長として責任を全うすべきだ」と訴えた。