【今日は心の日曜日 (47)】 夫婦けんかの後始末

 「本当に些細なつまらないことで、年中夫婦けんかをしています。売り言葉に買い言葉とエスカレートし、けんかの後はしばらく会話もしません」
 家庭は安全な人間関係の場所なので、感情をストレートに出してしまいがちです。家庭内では、外では決して使わないような言葉も使い、身近な人を傷付けてしまうこともあります。
 身近な人からの言葉は、意味(要件)よりも感情が強く伝わります。何を言ったか、言われたかより、どんな気分になったか、という受け止め方をします。
 脳には「ミラー細胞」があります。相手の感情(表情)や言葉に合わせて、自分が同じような反応をする働きです。例えば、怒りの感情を出せば、相手も怒りの感情を抱きます。笑顔で接すると、相手も笑顔を返してくれます。この反応を上手く使えば「あなたいい人ね」に反応して、「あなたもいい人ね」と心の架け橋が渡せます。
 でも、今のあなたたちご夫妻は、嫌な気分が鏡合わせのように反応し合う状態にあります。このまま夫婦けんかが絶えないと、お互い気分の悪さをため込み、関係のない職場の人や我が子にストレスを吐き出すようになります。それでは、問題を自分で作り出しているようなものです。
 社会がめまぐるしく変わる時代の転換期で、安心を求めながら逆に不安な気持ちを抱えてしまう人が増えている今こそ、人生の大半を共に過ごす親密な人間関係である夫婦関係を大切にしましょう。同じ屋根の下で暮らしているのに相手の目も見ず、口も聞かず、時間を分かち合わず、最後は相手への興味・関心も失くしてしまうとは、なんと悲しいことでしょうか。
 「けんかするほど仲がいい夫婦」とは、けんかしても仲直りが上手な夫婦のことです。身近な人間関係では、思い込みや、期待外れから、相手を怒らせ、自分も怒ることは避けられません。その場合、早くに話合うことです。どちらが正しいかを判別することではありません。相手の身に置き、気づいた方から「ごめんね」と言葉を使い、謝られた時は、直ぐに「ごめんね」と返すことが正しいことです。
 「ごめんね」の言葉をパートナーに使ったことがなければ、そもそも対等な夫婦関係であるか見直してみましょう。3月14日のホワイトデーはチャンスです。男女関係なく、プレゼントをもらうと嬉しいものです。(コミュニケーション専門カウンセラー 高﨑美佳)
 本稿へのご質問などは、カウンセリングルーム「ミカモーレ」(fc.mikamour@gmail.com)まで。

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