タイフーン売却に意欲 オーストリア国防相

 プラボウォ・スビアント国防相がオーストリアに打診した戦闘機ユーロファイター・タイフーンの購入について、同国のクラウディア・タンナー国防相が売却に向けて意欲を見せている。地元メディアが報じた。
 ユーロファイター・タイフーンの購入は7月、プラボウォ国防相がクラウディア国防相に書簡を通じて打診した。同国が運用する15機を「空軍装備の近代化のため」購入する計画。これに対してクラウディア国防相が4日、売却に向けて交渉を進めたいとする意図を伝えたという。
 ユーロファイター・タイフーンは、英国、ドイツ、イタリア、スペインが共同開発し、2003年ごろから欧州連合(EU)加盟国を中心に運用されている。限定的なステルス能力を有するとされ、販売を手がける英BAE社は「米国のF22に次ぐ世界で2番目に強い戦闘機」と宣伝。航空自衛隊も導入を検討したことがある。
 ただ、オーストリアが保有するのは「トランシェ1」と呼ばれる初期型の機体で、国内の防空任務には対応できないとする意見が、専門家から上がっている。ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領も、購入に消極的な姿勢を見せているという。

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