5月10日は「母の日」 プチ散歩で花写真を送ろう 近場で短時間

 ジャカルタ特別州で「大規模社会的制限(PSBB)」が始まって半月が過ぎ、さらに1カ月の延長も決まった。自分のペースでやる在宅勤務も悪くないと思いきや、実は誰もストレスが溜まりに溜まっているよう。そんな声が編集部にも寄せられ、プチ散歩でも実現できそうな企画を考えてみた。今年は5月10日が日本の「母の日」。遠く南半球から、色鮮やかな南洋の花々の写真を送り、ささやかながら感謝の気持ちを伝えてみるのはどうだろう。

 ストレスがたまる原因は、それぞれの環境によって千差万別。そこで原因ではなく、解消法を探ろうとネット検索してみた。すると、どうだろう。おびただしい数の情報がヒットするが、専門知識もなく何か指南する訳にもいかない。そこで自然の摂理にしたがい、日光浴を今回のプチ散歩の副題してみた。
 陽光を浴びながらの写真散歩。若干のこじつけ感もあるが、専門家の解説にも心身の健康維持に日光浴は欠かせないとある。そもそもこの閉塞感から自らを開放しなければ、心も体も悲鳴をあげそうで、さっそく出かけることにした。
 ただ、感染拡大が続く中で出歩くリスクは否定できない。今回は自宅から徒歩圏内、そして時間は90分以内という条件をつけた。人混みは避け、撮影機材も最小限にしたい。
 いつものように、まずはルート研究から。自宅から徒歩圏だとやはりメンテン地区になる。オランダ時代に始まる瀟洒な住宅街は、緑豊かで散歩にはうってつけだ。ところが、公共の公園は軒並み閉鎖されている。いきなり企画倒れ? そういう訳にもいかず、気を取り直して歩き出してみた。ゆっくり、ゆっくりと。
 すると見えてくる。道端に咲く花々が。車なら街並みに埋没して見過ごしていたのだろうが、たくさんの花が咲き誇っていた。
 ただ、言い出しておきながら、筆者(長谷川)は根っからの〝花音痴〟という致命的な欠陥がある。が、それでも太陽に向かって咲き乱れる花々を見ていると、生きる意味、生きる喜びを語りかけてくれるようで、勇気がわく。心身がリセットされた気分にもなれた。
 ちなみに、今回のプチ散歩でもう心がけた事がある。近隣住民と話そう、だ。
 いよいよ神聖なラマダン(断食月)に入ったが、懸念されるのは治安の悪化だ。経済の停滞が低所得者層の暮らしに打撃を与えている。しかしながら、基本的に穏やかな国民性があり、私たち在留邦人にも優しい笑顔を向けてくれている。
 気心が知れたご近所付き合いがあってこそ、万一の時には真の助け合いにもつながるはず。コロナショックの先行きを考えると憂鬱な気分にもなるが、日光浴を兼ねたプチ散歩では、信頼醸成と心身の〝リセット〟もできた気がする。そんな報告も添え、撮り貯めた写真は天国で眠る母に送ろう。(長谷川周人、写真も)

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