遺跡探索にダイビング!? ストリートビュー旅行のススメ 家にいながら〝国内探訪〟

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府による外出・活動の自粛要請で街は人影もまばら。レバラン(断食月明け大祭)の旅行を見合わせた、といった人も多いのではなかろうか。しかし、家に閉じこもってばかりいては、つい気分も暗くなってしまう。そんな時は、グーグルストリートビューでインドネシア国内の〝バーチャル旅行〟を楽しんでみるというのはいかがだろうか。 

 グーグルストリートビューは、街中の道路をインターネット上で自由に移動できるサービス。インドネシアは2014年ごろからサービスが開始された。日本などに比べると対応しているエリアはまだ少ないが、ジャカルタ特別州などの都市部であれば、「ジャラン・ティクス(ネズミの道)」と呼ばれるカンプン(集落)の小道まで入り込むことができる。
 バーチャル旅行の行き先にとして真っ先に思いついたのは、ユネスコの世界遺産にも登録されているボロブドゥール寺院(中部ジャワ州マグラン)。旅行者などによる破損が相次いだことから2月に立ち入りが制限され、〝リアル〟では最上層に登ることが出来ない。そこで寺院の前にカーソルを合わせてストリートビューを起動。徒歩なら30分はかかる階段を1分足らずで登り切り、あっという間に最上層へ。普段は観光客で混み合い、じっくり見れないレリーフ(彫刻)も、心ゆくまで眺めることが出来た。
 続いて選んだ〝旅先〟は、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が首都移転計画の移転予定地として挙げている東カリマンタン州プナジャム・パセル・ウタラ県。今は何もない田舎がそう遠くない未来、大都市に変貌するかもしれないと思うと不思議だ。普段の旅行では訪れないような場所に気軽に行けてしまうのも、グーグルストリートビュー旅行の魅力だ。
 もっと面白いところはないか。ダイビングスポットとして名高いブナケン島(北スラウェシ州マナド)では、なんとダイビングを〝体験〟することが出来た。さすがに、地上の道のように自由に移動することは出来ないが、ウミガメや熱帯魚の群れが織りなす、360度のパノラマを楽しめる。
 しかも、スマートフォンアプリのストリートビューはVR(仮想現実)にも対応している。専用のゴーグルを装着すれば、より臨場感あふれる世界が待っているだろう。
 残念ながら記者はゴーグルを持っていないので挑戦できなかったが、ダンボール製の簡易なものであれば、電子商取引(EC)サイトなどで安価に手に入る。
 コロナ終息後の旅行の下見にも、きっと役に立つはずだ。(高地伸幸)

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