トロトロチーズが伸びる 個性的なメニューの数々 マルタバック・ク・メンテン

 マルタバック——。中東料理が源流と言われるが、インドネシアで独り歩きを始めた。パンケーキのようなフワフワ生地にチーズやチョコなどを隙間なく乗せたマルタバック・マニス。そして生地で卵や肉を包み、パリパリに揚げた巨大春巻きのようなマルタバック・アシンがそれだ。

 いかにもハイカロリーに見えるが、大人数で食べれば「ティダ・アパアパ(大丈夫)」。醍醐味は何といっても、でき上がるまでの過程を目で見て楽しめるところだが、そんな実演コーナーもあり、しかも様々なオリジナル・メニューを楽しめるマルタバック・ク・メンテンに行ってみた。
 マルタバック・ク・メンテンはジャカルタ市内に7店舗を構え、グランドインドネシアにも出店している。中央ジャカルタ区メンテンにある本店は2015年にオープン。職場仲間と足を運んでみると、カラフルで広い店内に加えて屋外スペースもあり、カップルや家族連れで賑わっていた。
 店長のイカさん(30)は「マルタバックに限らず、ナシゴレンやガドガドといったインドネシア料理も人気のメニュー。外国人観光客もよく店を訪れますよ」とにっこり。
 マルタバック・アシンはチーズが乗っていたり、マナドやパダンの伝統的なサンバルで味付けされたものなど、他の店では見ることのない個性的なメニューが目立つ。
 マルタバック・マニスは15種類以上あり、赤い生地のレッドベルベットや緑色のパンダンなどカラフルなマルタバックもある。形をロールケーキ状にするか、四角く切るかを選べるところも特長的だ。
 今回はモッツァレラチーズが乗ったマルタバック・アシンと、チョコとチーズを巻いたマルタバック・マニスを頼んだ。注文してから作り始めるため、できたてを味わえる。生地をピザのように伸ばしたり、モッツァレラチーズをバーナーで炙ったり、削りチーズをふりかけていく姿はまさに職人技。
 熱々で香ばしい生地、ジューシーな肉とトロトロに溶けたチーズが口いっぱいに広がる。外はパリパリ、中はゴロゴロと具材が詰まったマルタバック・アシンはボリューム抜群だ。
 塩味のあとは甘いマルタバック・マニスに手が伸びる。しっとりとした生地からバターが溢れてくる。甘塩っぱくてクリーミーなチーズにチョコのなめらかな食感というハーモニーは、思いのほかいける。
 マルタバック・ク・メンテンはオンラインでのフードデリバリーも行っており、自宅や職場から気軽に注文もできそうだ。マルタバックは小さいサイズもあり、5万ルピアから。
 インパクト抜群なマルタバックを家族や友人集まって食べてみるのはいかがだろうか。インドネシア料理が不慣れな日本人にも気に入ってもらえそうだ。

おことわり
 29日付け紙面の「コミュニティー」は4面、こども」は5面、「ワクワクジャパン番組表」は6面、「暮らし」は7面に掲載します。(伊藤妃渚、写真も)

MARTABAKKU MENTENG
住所  Jl. HOS. Cokroaminoto No.1, Gondangdia, Kecamatan Menteng, Kota Jakarta Pusat, Daerah Khusus Ibukota Jakarta 10350
電話番号 021・391・5757
営業時間 午前11時〜午前0時

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