カヤ・トーストの正しい食べ方 ムスタファで石けん爆買い シンガポール

 ビザの更新や健康診断など、ジャカルタから行く機会の多いシンガポール。シンガポール在住4年のすみれさんにお薦めの場所を案内してもらった。まずは朝ご飯と買い物から。

■卵かけご飯のパン版
 午前8時、MRT「ラベンダー」駅前の「トースト・ボックス」へ行くと、10人ほど行列しているのが目を引く。コーヒーを淹れる湯気がもうもうと上がり、白い卵が光る。
 シンガポールで定番の朝食「カヤ・トースト」の店。カヤとはココナッツミルクと卵のスプレッド。この「トースト・ボックス」も「ヤクン」もジャカルタに進出しているが、シンガポールの忙しい朝の雰囲気は抜け落ちている。
 行列の順番が来たら、スターバックスばりに細かくオーダーを伝える。コーヒーはミルク入りかなしか、ミルクは牛乳か豆乳か。砂糖入りかなしか。「O」「C」などの「暗号」を覚えられなかったら、「with milk」「with sugar」など、英語で言えばOK。卵は固ゆで(hard-boiled)か半熟(soft-boiled)か。シンガポール人は半熟が好きだ。
 マグカップいっぱいのコーヒーに、卵2個。主役のはずのトーストは薄切りパンのサンド2切れだけと心許ない。ただし、サンドの間には分厚い有塩バターが挟んである。
 シンガポール人の好きな食べ方は、半熟卵を皿に割り入れ、しょうゆを垂らす。そこに、パンをディップして食べる。日本の「卵かけご飯」のパン版のよう。
 サクサクしたトーストが媒体となり、バターの塩気、ジャムの甘さ、卵のこってり感が一体となる。余った卵はスプーンですくって食べる。
 とても腹持ちの良い、高タンパク質の朝食だ。シンガポール人の活気の源。

■世界中の物品が集まる
 ラベンダー駅から歩いて「ムスタファ・センター」へ向かう。普通のコンビニの前にインドの聖人像がまつられていたり、徐々にインドの空気が強くなってきたところで、ムスタファ・センターに到着。
 「インド食材などを売っている大きいスーパー」をイメージしていたのだが、スーパーという規模ではない。ITCモールのような建物で、インドの物ばかりでなく、世界中の物品が集まっている。インドネシアの「グランドラッキー」と「エース」を合わせて100掛けしたよう。「さすが、昔から貿易に強いインド人」とすみれさん。
 1階にずらっと並ぶ石けん。狙い目は、さまざまなハーブを配合した「アーユルヴェーダ石けん」だ。「モリンガ」「パチョリ」「ライス(米)」といった珍しい石けんもある。日本で買うと高い「Medimix」の石けんが1シンガポール・ドル前後で買えるので、シンガポール在住日本人の「ばらまきお土産」の定番であり、日本人観光客も「爆買い」に訪れる。
 上階へ行くと、インド料理の香料がいっぱいだ。本格インド料理のレトルト食品(Ready-to-eat)がお薦め。食器売り場には、ぴかぴかのステンレス製の食器が並ぶ。仕切りのあるミールスのプレート、バター入れ、ミルクを温める容器など、どれも使いやすそうだ。
 レジが各階のあちこちにあり、買った物をビニール袋に入れて結束紐で封をしてくれる。買い物の後に全部まとめて会計しなくても良いので便利だ。
 迷路のような店内だが、ほとんどの店員は売り場を記憶していて、迷ってしまって聞くと、大体、即答してくれる。

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