初の花火フェス開催 6月にアンチョールで 5カ国から演出チーム 観光省、州政府が協賛

 第一回インドネシア国際花火フェスティバル(IIFF)が六月十五日から十七日の三日間、北ジャカルタのアンチョール・ドリームランドで開催される。観光促進キャンペーン「エンジョイ・ジャカルタ」の一環として行われ、国内外からの観光客増加につなげたい考えだ。
 主催の大手花火イベント企画会社「コメット・ファイアーワークス」によると、インドネシアで国際花火フェスティバルが行われるのは初めて。観光創造産業省とジャカルタ特別州政府が協賛する。
 二十六日、同社が記者会見を開いて概要を明らかにした。ジャカルタ生誕四百八十五年記念イベントとしても開催されるフェスティバルでは、フランスと豪州、アルジェリア、モロッコ、中国の五カ国から演出チームが参加し、一チーム十二分の上映時間で花火の華やかさなどを競う。ランやザ・グルーブ、クラ・プロジェクトなど国内の有名バンドも登場する予定。
 インドネシアでは、新年やラマダン(断食月)明けの行事やお祝いごとなどで花火が頻繁に用いられる。ジャカルタのアンチョールや独立記念塔(モナス)広場のほか、全国各地の海岸や公園では花火で新年を祝う光景が恒例となっている。
 会見には、コメット・ファイアーワークス創設者のロナルド・スワンディ取締役やIIFF実行委員会のアントン・ウィルヨノ委員長が出席。同委員長は「フェスティバルは海岸沿いで行われ、食べ物の出店やナイトマーケットのほか、ウォーターショー、ジャズライブなどが行われる。多くの人に足を運んでほしい」と語った。会期中に十五万人の入場者を目指す。
 コメット・ファイアーワークス社は十五年前に花火輸入業者として設立。現在はアンチョールで行われる花火イベントの企画・運営などに携わっている。花火は主に中国から仕入れており、フランスやシンガポール、フィリピンの花火会社と提携している。
 チケットの価格は十五、十七日が十万ルピア、十六日が十五万ルピア、三日間共通パスは二十五万ルピア。IIFFウェブサイト(www.iiff.co.id)などのほか、州内各所のチケット売り場で購入できる。当日券も同価格で購入可能。

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