試合前に深いお辞儀 ファンから礼儀正しいの声 奥原希望さん

 バドミントンのブリブリ・インドネシアオープンに参加した女子シングルス選手の、奥原希望さん(24)。試合前には、コートに向かって必ず深いお辞儀をすることで知られる。インドネシアのファンからも礼儀正しいなどの声があり、その人気は国内でも高い。お辞儀に込める思いなどを、奥原さんに聞いた。

 奥原さんは、リオデジャネイロ五輪で女子シングルス初となる銅メダル、17年に世界選手権優勝、現在は世界ランク2位となっているが、社会人となる前からすでにその存在感は大きかった。
 小学6年の時には、アジアユースジャパンで優勝、高校3年時には世界ジュニア選手権大会で男子シングルスの桃田賢斗選手とともに優勝を飾り、日本勢初となる快挙を遂げた。国内では高校時代は、全日本ジュニア選手権大会、インターハイ優勝の常連、16歳で全日本総合選手権大会優勝をし、史上最年少記録を出した。
 小、中、高校と成績を残してきた奥原さんだったが、2013年、高校3年生最後に膝半月板のけが、手術をする。その後復帰するも、再び半月板のけが、手術を経験し、思うようにプレーできない時期が続いた。 
 ついに復帰した15年のジャパンオープン、奥原さんは試合前、コートに入る前にする「お辞儀」を始めた。
 当時の心境について奥原さんは「3年ぶりのホームゲームだった。2年間ずっとスーツ姿で観客席から見ていたが、日本代表のユニホームでコート脇に立った瞬間、すごくゾクゾクした」と語り、「できるだけこのコートに長くいたいな、だから一球でも楽しく最後まで自分らしく戦うんだという気持ち、バドミントンができるというのはこんなに幸せなんだなと再確認してそこから始めました」と話す。
 深いお辞儀に加えて、コートに立てることへの感謝の気持ちなどを口にしてから、毎回試合に臨んでいる。
 こうした姿を見ているインドネシアファンも多い。
 18日の2回戦、会場で奥原さんに声援を送っていた、ジャカルタに住む学生のジョニー・マニックさん(19)は「毎回、深く長いきちんとした礼をしている選手は、ほかに見たことがない。礼儀正しくて、長いラリーを続ける粘り強いプレースタイルが大好き。いつも笑顔で声援に応えてくれて、これからも応援し続ける」と話した。
 同試合では、会場全体から「オクハラ!」のコールがかかる場面も。会場からは「ノゾミー!」の歓声も聞こえた。
 奥原さんは「ほかの国の選手だが、こうして私を温かく迎えてくれるのはこの国でしかない。すごくうれしいです」とはにかんだ。(上村夏美、写真も)

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