JJSの2人が取材奮闘 中学部職場体験 タムリンシティーへ

 ジャカルタ日本人学校(JJS)の中学部2年が実施した職場体験学習で、大河内佳生さん、久郷慶大さんは27、28両日、中央ジャカルタ区タムリン通りのじゃかるた新聞社を訪れた。記者の心得や記事の書き方を学び、28日にはモール「タムリンシティー」で、バティック(ろうけつ染め)で作る雑貨やヒジャブ(ムスリムの女性がつけているスカーフ)の店を取材した。

バティックのネックレス 大河内佳生記者 ———

 中央ジャカルタのタムリンシティー3階に、ジョクジャカルタ産の雑貨を扱う店「アジ・コレクション」がある。そこで、店先にあるバティックで作られたネックレスが目に入った。
 そのネックレスはバティックの布を使って作られており、バティックを着るときなどにアクセントとして身につけるそうだ。長さは約30センチで、バティックの布で作られた縄に同じくバティックで作られた装飾が施されている。とても軽く、素材が布のため、肌触りが良い。
 店で働くスルヤティ・ジョコ・ウィルヤントさん(61)に話を聞くと、ジョクジャカルタ特別州はバティックの産地として有名で、昔からバティックを好む人がとても多く、たくさんの人がこのようなバティックで作られた小物を持っているそうだ。このネックレスは、店頭で1個あたり3万5千ルピアで売られている。
 この雑貨店には他にもバティックで作られた扇子や帽子、そしてかばんなどの身の回りの商品や、木で作られた置き物や玩具が売られており、お土産を買うこともできる。
 このモールではさまざまなバティックが売られている。自分らしさを表現するために、それらも合わせて選んでみてはどうだろうか。

トルコとインドネシアのヒジャブ 久郷慶大記者 ———

 中央ジャカルタのタムリンシティー1階にある「ターキッシュ・オリ・ストア」を訪れた。バティックを取り扱う店の多いタムリンシティーの中で店先にあるトルコのマークが目に入ったからだ。
 店内にはさまざまな種類の布で作られたヒジャブがあった。どのような生地が使われているか店員のアユさん(26)に尋ねてみると、店内では4種類の生地を取り扱っているという。すべてトルコから輸入されたものだ。店のオーナーがインドネシア人の妻を持つトルコ人で、2週間ごとにインドネシアとトルコを行き来し、その時に持ち帰っているという。
 最も売れているのは「セミ・シルク」という生地で、長さは115センチ、値段は20万ルピア。手触りはつるつるとしていて、出掛けるときやパーティーに出るときに着る人が多いという。
 他にも少しザラザラとした手触りの「フィン・クラウン」や、すべすべとした「コットン・ヴォール」、セミ・シルクと同じくつるつるした「サテン・デジタル」の3種類がある。どの生地にも美しい柄があり、その中でも最も美しい物を見せてもらった。
 一方、その隣にある「ヒ・ジャンス」ではインドネシア産のヒジャブを取り扱っている。店員のラニさん(21)によると、店内にある生地の99%が国産品で、西ジャワ州バンドンにある工場で作られているという。
 最も人気のある商品は「コットン・ヴァール」で、隣のターキッシュ・オリ・ストアにあった同名の商品より少しザラザラした手触りだった。原材料は中国産の綿で、長さ110センチの生地は4万9千ルピア。
 最近のトレンドでは、上半身を覆うほど大きい150センチの生地もよく売れるという。全体的にヒジャブをつける女性が増えているほか、ムスリム以外でスカーフを身につける人もいるという。
 トルコとインドネシアで産地は違うものの、同じ名前の生地もある。少し違う点もあるものの、「ヒジャブ」という点では共通していることを興味深く感じた。

社会 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問NEW

ぶらり  インドネシアNEW

有料版PDFNEW

「探訪」

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

今日は心の日曜日

インドネシア人記者の目

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

スナン・スナン

お知らせ

JJC理事会

修郎先生の事件簿

これで納得税務相談

不思議インドネシア

おすすめ観光情報

為替経済Weekly