【スラマットダタン】  第二の故郷と感じて SJS校長 徳長邦彦さん

 東ジャワ州スラバヤ市のスラバヤ日本人学校(SJS)の校長として徳長邦彦さん(62)が着任した。「スラバヤを第二の故郷と思えるようになってほしい」という一念で、学校教育に取り組む。

 東京都青梅などの小学校で教員を務め、定年後2年間の再任用を経て、4月に着任した。
 2018年で40周年を迎えるSJS。小学部と中学部が一緒になって行事を行っていて距離が近い伝統を生かし、小中一貫9年間を見据えた教育をしていく。地元の学校などとの文化交流や東ジャワ・ジャパンクラブ(EJJC)と合同の運動会などにも引き続き力を入れていく。「日本とインドネシア、両方を愛する子どもたちになってほしい」という思いが強くある。
 SJSではかねてから校舎の安全対策などが進められてきたが、課題の一つである本格的な改修工事には検査が必要だ。生徒数が減っている中での資金確保など難題もあるが、学校維持会などと引き続き取り組んでいく。徳長さんは「家族同伴でスラバヤにいらっしゃる方が減少傾向にあると聞いている。来てもらうためにも、より魅力のある学校にしていきたい」と抱負を話す。
 徳長さんは東京都の小学校校長時代、児童と一緒に季節の花を育ててきた。スラバヤでもやってみたい。「苗を買ってくるのではなく、小さな種から育てることで生命の大切さを知ってほしい。花や土の様子を見ながら水をあげることが大切。手をかけすぎてもかけなさすぎてもだめになってしまうという点で、子育てと同じです」と笑う。
 25年ほど前にバンコク日本人学校で働いたこともあり、ジャカルタ日本人学校(JJS)の米村博司校長と一緒に働いた経験もある。「バンコク日本人学校での思い出が忘れられなかった。もう1回恩返しができればと思う」と日本人学校教員への応募の動機を話した。
 同年代の人たちが定年を迎える中で、新たなフィールドに挑戦する徳長さんの根底にあるのは「インドネシアという国を知りたい」という好奇心と、「ここでしか教えられないことを子どもたちに大事にしてほしい」という思いだ。
 「日本人学校は保護者の帰任や転任も多く、子どもたちには一期一会を大事にしてほしい」と語る。最初の1年の間に生徒たちに何を教えられるか。一生懸命な子どもたちばかりで、楽しみにしている。(平野慧、写真も)

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