卒業しても家族だよ 涙のバンドン日本人学校

 生徒・児童・園児合わせて16人のバンドン日本人学校(BJS)で10日、卒業式と卒園式が行われた。中学部から平川凌二さんと平田慶之さん、小学部から高橋怜佳さんと平田由香利さん、幼稚園から久保木タカラちゃんと柳井美咲ちゃんの計6人が卒業した。 

 「お母さん、お父さん、これまで育ててくれてありがとう」。子どもたちは涙ぐみながら感謝の言葉を口にした。櫻田弘道校長は「家族は卒業してもずっと家族です」と話し、式では何度も涙した。「私たちは全員で助け合い、支え合って過ごしてきた『バンドンファミリー』です。あなたたちは温かい心と熱い気持ちを持った『太陽の子』です。この二つを忘れないでください」と式辞を贈った。
 「別れの言葉」では、在校生が感謝と応援の気持ちを込め、卒業生一人一人にエールを送った。卒業生も「夢と希望と勇気を胸に自分の信じる道を力強く歩んでいきます」と答辞を述べ、最後に両親に向けて、涙ぐみながら感謝の気持ちを伝えた。
 「小さなことで反抗してしまいごめんなさい」「受験勉強の時に夜食に作ってくれたラーメンの味が忘れられません」「これからも頑張ります。よろしくおねがいします」。在校生や教員は卒業生との別れを惜しみ、保護者らは我が子の成長に涙した。中学部の2人は家族と別れ日本の高校に、小学部の2人はBJS中学部に進学する。
 卒園式では、卒園証書を受け取った後、タカラちゃんは「アイドル」に、美咲ちゃんが「優しいお母さん」になりたいと将来の夢を発表した。タカラちゃんはBJS小学部、美咲ちゃんは日本の小学校に進学する。
 2人は「楽しい思い出ができました。みんな宝物です。バンドン幼稚園のこともみんなのことも忘れません」と感謝した。最後に幼稚園の園児3人で卒園の歌として「ともだちはいいもんだ」を歌った。
 幼稚園から約10年近く、BJSに通った平川さんの父、征二郎さんは「小学校に入る前は日本語も話せなかった。一生懸命頑張って成長し、心優しい子になってくれたと思う。日本へ進学しても動じないと思うし、心配していない」と話した。
 在インドネシア日本大使館の河内俊夫領事部長や、バンドン・ジャパンクラブ(BJC)の西畑徳二会長ら約40人が出席した。(毛利春香、写真も)

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